TOP > 企業レポート > 住友ゴム工業、ダンロップスポーツマー...

住友ゴム工業、ダンロップスポーツマーケティング テニスブランド「ダンロップ」
秋冬シーズンからトータル展開が本格化

update: 2020/01/22

< 前のページへ1ページ2ページ

市況はダウントレンド、2019年度は苦戦傾向に

全豪オープン公式球の「AO」。 世界規模での露出度向上も進めている

全豪オープン公式球の「AO」。
世界規模での露出度向上も進めている

テニスマーケットはダウントレンドにあると分析する。少子化や消費増税、天候不順の影響もあり、下期(7-12月)は特に10月以降の売り上げが鈍化した。また、「バボラ」ブランドの取り扱い終了の影響もあり、同社の2019年度のテニスビジネスは前年比を下回った。ボールなどの消耗品の動きが鈍かったほか、買い替え需要の減少も影響したようだ。

今年も昨年と似た市況が続くと予想している。その中でいかに業容を拡大していくかが最重要課題だ。「グローバルでのブランドの露出度を高め、新しいファンの開拓を進める。海外の売上も徐々に伸びてきた。一方、試打会を重ねてきた『SX』ラケットの反応も悪くない。国内ビジネスにもしっかり取り組みたい」(ダンロップスポーツマーケティング、池上和良 執行役員テニス事業本部長)と考えている。