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東洋紡STC、2018年度 スポーツ素材ビジネス
ナイロン織物が健闘見せる

update: 2019/06/12

東洋紡STCの2008年度機能素材スポーツビジネスは、厳しい市況下だったものの、増益を確保した。主にアウトドア関連に活用されるナイロン織物が健闘した。ニット系のビジネスでも、丸編みのシャツなど、健闘した分野があった。

環境保全ニーズに対応

東洋紡STCの2018年度の機能素材ビジネスは、健闘した分野と苦戦した分野があったようだ。高密度ナイロン布帛生地を得意とする敦賀工場の火事では、生産背景の再配置が必要だったようだ。

前段のように難しい生産体制下だったが、欧州を主体とした高感度系ブランドへの供給は順調だった。高密度ナイロン織物の定評があったため、継続契約につながったケースも多かったようだ。主力の1つ、アスレチック関連は、横ばい傾向。機能素材を訴求できる、またとない分野なので、重点的な強化分野の1つであることは間違いない。

2019年度は、売上規模の拡大よりも、①資産効率の向上、②機能素材の強化、を優先課題に掲げている。そのほか、環境保全に対応した素材の提案も行っている。