ゴールドウイン、アウトドアビジネス 2018年春夏シーズン
各ブランド、カテゴリーでプラス成長を達成
update: 2018/07/17
ゴールドウインの2018年春夏シーズンのアウトドアビジネスは、各ブランド・カテゴリーでプラス成長を達成した。主力ブランドの「ザ・ノース・フェイス」を中心に、好調な推移だった。
「ザ・ノース・フェイス」──伸び率が加速
主力ブランドの「ザ・ノース・フェイス」の2018年春夏シーズンは2ケタ増の推移。16年春夏から17年春夏の伸び率よりも、17年春夏から18年春夏の伸び率の方が大きくなっている。成長のスピードが加速している。
けん引役になったのは、防水ものやウインドブレーカーなどのアウターウエア。4-5月はそのほか、定番のボトムスやカットソーの消化が順調だった。フットウエアはサンダルやスリッポンなどライトな商材が好調だった。また、4月に発売した新しいテント「Geodome4」が、当初の計画を上回る消化率で、約4倍の出荷数に達した。
「ヘリー・ハンセン」ブランドの18年春夏は2ケタの増収だった。シーズン当初の2月ごろまでの重衣料が好調だったこと、2-3月の直営店の推移も順調だった。本格的なシーズンに入った4月以降は、NSC(ナショナル・スポーツチェーン)を中心に好調に推移した。
同ブランドのルーツであるセーリングをデザインに採り入れた商材の動きが良かった。アウトドアラインと同様、タウンユースで活用されるケースが増えているようだ。直営店で展開する新ライン「NATURE FITNESS」コレクションも順調に立ち上がった。