デサント、2017年シーズン ゴルフウエアビジネス
春夏シーズンは102％と堅調な推移に
update: 2017/12/20
「ルコックゴルフ」──復調傾向に
復調してきた「ルコックゴルフ」
（メンズ。2017年春夏企画）
アスレチックゴルフに分類される「ルコックゴルフ」の17年春夏は105％と復調傾向。17年秋冬も126％と勢いが戻ってきた。2015年シーズンは苦戦したが、顧客が戻ってきたようだ。ショップインショップ（SIS）形態のブランドストアを強化し、存在感を高めようとしている。18年春夏は108％の計画だ。
「デサントゴルフ」は出店が続いていることもあり、17年春夏は140％と好調だった。同秋冬も126％と好調な推移である。ブランド展開から3年目を迎え、市場における認知が浸透してきたと分析する。重点的に強化してきたECの売り上げが、ブランド全体の27％と高い比率だ。来春以降、SISの展開も拡大する計画。18年春夏は170％を目指す。
「カッター＆バック」の17年春夏は113％と好調だった。レインウエアの売り上げがけん引役になった。秋冬は112％と好調を持続している。「デサントゴルフ」同様、コーナー化に力を入れる。大型ゴルフチェーン、ゴルフ専門店が対象だ。
「スリクソン」は順調に展開店舗が増えており、17年春夏は357％だった。秋冬も356％と予算通りに推移している。18年春夏は155％の計画である。ダンロップスポーツとのライセンス契約により展開する同ブランド。契約プロの松山英樹選手を活用した販促に力を入れる。“エキップメント”（キャディーバッグなど用具類）は17年春夏が102％。メンズでキャディーバッグなど大型商材が苦戦した。秋冬は112％と健闘している。18年春夏は108％の計画だ。
