ミズノの子供靴ビジネス
update: 2017/10/30
ミズノが子供靴の強化に乗り出している。店頭での足型計測イベントや、専門家による講習会など、エンドユーザーと直接、触れ合える機会をとらえ、ブランドの認知と浸透を進めている。
エンドユーザーと触れ合う機会を活用
同社はスポーツ競技やウオーキングシューズで培ったノウハウを活かし、子供靴も展開する。子供服ブランド「ミキハウス」との協業モデルなど、エンドユーザーからは一定の評価を得てきた。
さらに顧客層の拡大を目指して、今年から百貨店などの店頭において、足型計測イベントを始めた。子供靴売り場の店頭に足型の計測機器を設置。実際に子供の足を計測して、靴選びの参考にしてもらう内容だ。
また、専門家による講習会も併せて開催している。整形外科医でNPO法人「オーソティックスソサエティー」の内田俊彦理事長が講師になり、直接エンドユーザーへ向けて子供の足の骨格の特徴や、靴を選ぶ時の留意点、履き方などを説明する。
ミズノの子供靴ビジネスは2016年度で6億円程度(キッズ・ジュニアシューズの合計金額)の実績だった。3年後の19年度には、40%増の売上計画を立てている。