デサント
「デサント」ブランドの直営店ビジネス
卸の自主管理売り場との相乗効果も念頭に
update: 2017/10/13
卸ビジネスへの相乗効果も大
今期も2ケタの増収を目指している
こうした直営店ビジネスの推進は、国内の既存の“卸ビジネス”への相乗効果も生んでいる。前期（2017年3月期）の「デサント」ブランドの国内業績は、113億円（117％）だった。増収の内訳は、直営のほかNSC（ナショナル・スポーツ・チェーン）などの卸ビジネス共に好調だった。
直営店で「デサント」ブランドの世界観を発信することにより、NSCなど卸先のショップやコーナーにおける販売促進につながっているようだ。また、外商を主体にした“チームビジネス”へも好影響が見られるようだ。
通期（2008年3月期）でも、「デサント」ブランド全体で2ケタの増収を計画している。高機能なスポーツウエアをいち早く、タウンユースへつなげる努力に取り組んできた同ブランド。その効果が着実に表れつつある。昨今の表層的なアスレジャーのトレンドとは、一線を画している。
