三陽商会の新ブランド
アウトドアライフスタイルを発信する「5LAKES&MT」を立ち上げ
来春から販売を開始
update: 2017/09/21
アウトドアライフスタイルを発信する
「5LAKES&MT」
三陽商会が来春（2018年春夏シーズン）から、新ブランド「5LAKES&MT」（ファイブレイクス・アンド・エムティー）を展開する。アウトドアライフスタイルを発信するというコンセプトで、“富士五湖”をベースにしたアウトドアライフを通して、ウエアなどのアイテムに加え、アウトドアに関する“コト”も発信する。
ユニセックス・ノンエージのターゲット設定
新ブランド「5LAKES&MT」は、同社が今年2月に発表した新経営計画「Sanyo Innovation 2017」で謳っている“総合ファッションカンパニーを目指す”一環としてスタートする。河口湖を拠点にアウトドアライフを実践しているエッセイストの木村東吉氏が案内役となり、カヌーやトレイル、ベースキャンプなど各シーンに適したアイテムや、「富士山道整備活動」など“コト”も発信していく。商品ありきではなく、それが使われる背景やシーンを絡めたブランド発信と言えるだろう。
アウトドアテイストを採り入れた
カジュアルウエア
同ブランドを立ち上げる意義は4つ。①同社のビジョンとミッション──総合ファッションカンパニーを目指すことに合致したこと、②新経営計画のオリジナル事業開発および販売チャネルの多角化（EC、卸売りの強化）が図れること、③成長拡大マーケット（アウトドア）への参入、④「コト」を通じた同社の社会貢献活動の幅を広げられること。
商品企画などのブランド開発は、三陽商会と木村東吉氏が所属する（株）クラウン・クリエイティブ（主業務はブランドのライセンス管理）が共同で実施する。ブランドコンセプトは、「GREAT LIFE」～大自然と都会の共存～。ターゲット層は「アウトドアライフに共感を持ち、ファッションにこだわりのある、健康志向の都会人」だという。ユニセックスでノンエージ、メンズ・レディスや年齢層の幅は問わないというターゲット設定だ。
