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ゴールドウイン、17年春夏アウトドアビジネス
主力2ブランドが2ケタ増の推移

update: 2017/07/31

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「ザ・ノース・フェイス」。 けん引役の1つになったアスレチックライン 「マウンテン アスレチックス」

「ザ・ノース・フェイス」。
けん引役の1つになったアスレチックライン
「マウンテン アスレチックス」

ゴールドウインのアウトドアビジネスにおける主力2ブランド――「ザ・ノース・フェイス」「ヘリーハンセン」の17年春夏シーズンは、2ケタ増の推移だった。ノース・フェイスはまんべんなく商材が動いたほか、「ヘリーハンセン」ではルーツのヨット(セーラー)系の商材が健闘した。“ライトアウトドア”と呼ばれるハードではない市場が好調のようだ。

「ザ・ノース・フェイス」──新分野のアスレチックが好調

アウトドア市場は、いわゆる登山系のカテゴリーはそれほど良くないと分析している。また、アパレル市場も成長が鈍化していると見ている。「ザ・ノース・フェイス」では、前述の通り、全てのカテゴリーがまんべんなく売り上げを伸ばした。汎用性の高い、日常使いにも適した周辺アイテムが伸びているようだ。

新たなけん引役になっているのが、新規カテゴリーのアスレチック。「マウンテン アスレチックス」など、アウトドアテイストを残したトレーニングやランニング向けのアイテム群が好調だという。かねて、トレイルランニングを意識したランニングライン「パフォーマンスライン」を展開してきた同ブランド。“ロードランニング”にも力を入れ始めている。

スポーツと余暇が融合した“アスレジャー”という市場が注目されているが、ノース・フェイスのアスレラインはこうした汎用性を伴った新しい市場形成の後押しもプラスに働いているようだ。