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エスエスケイ「ヒュンメル」ブランド
2017年度は前年比103-104%の推移

update: 2017/07/25

昇華プリントを中心に 好調なチームアパレル

昇華プリントを中心に
好調なチームアパレル

エスエスケイが展開するアスレチックブランド「ヒュンメル」の2017年度(2017年7月期)業績は、前年比103-104%で着地した模様だ。アパレルを主体としたチームオーダーがけん引役になった。

強化ポイントはチームビジネス

けん引役になったチームビジネスで、好調だった商材は“昇華プリント”類。ユニフォームのほか、ジャージーやウオームアップ関連、トレーニング用ウエアなどが堅調だった。種目は主力のサッカーのほか、ハンドボールやフットサルの需要も見られた。

バッグなど雑貨類も強化アイテムだ

バッグなど雑貨類も強化アイテムだ

サッカーのスパイクシューズは今年の後半──11~12月にかけて新製品を発売し、巻き返しを図る。シューズ商材は、ライフスタイル系(汎用性)を中心に好調だったため、前年比110%と増収を達成した。また、バッグ関連は前年並みの推移。今後は、ライフスタイル系シューズの販路を通じて、短サイクルでバッグ類を強化する計画だ。

今期(2018年7月期)は引き続き、チームビジネスを強化する。その一環として、2017-18年シーズンから、バスケットボールのプロリーグ「B.LEAGUE」1部の「京都ハンナリーズ」とオフィシャルユニフォームのサプライヤー契約を結んだ。期間は2年間で、試合に出場する選手が着用するユニフォームを「ヒュンメル」ブランドで提供する。

売り上げの約80%をアパレルが占めているため(アスレチック関連では85%)、今後はシューズやバッグなど用品・雑貨類を伸ばすことが課題になる。チームビジネスの継続強化と、雑貨類の売上規模の拡大を推し進める。