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旭化成アドバンス、2016年度
主力のスポーツ関連が堅調な推移

update: 2017/05/25

製品ビジネスを強化している

製品ビジネスを強化している

旭化成アドバンスの2016年度の、スポーツアパレル関連事業は、前年比7%増で推移した模様だ。円高など難しい市場環境にあったが、スポーツ関連事業が堅調に推移したようだ。

製品ビジネスが好評

スポーツの国内市況はまだら模様にあると分析している。競技系は比較的、安定しているが、特にアウトドアでは、特定のブランド(「ザ・ノース・フェイス」「モンベル」)において好調な推移だったという。

生地売りが堅調だったほか、規模は小さいが製品ビジネスも堅調に伸びているという。機能性素材の訴求としては、ワーキング関連業界への提案・開拓も重要課題だ。

先ごろ、ミャンマーに、日本向けのワーキングウェアの工場(白衣専門)の生産ラインを整備した。現在は生産効率の向上に力を入れているが、今後は主力の1つに育てていく構えだ。

ミャンマーでは、スポーツアパレルもの・製品ビジネスも徐々に増えているようで、今後の取り組み課題である。元来、素材──糸や生地による提供が主流だった合繊メーカーだが、今後は、製品ビジネスも含めた、総合的なアパレルビジネス──スポーツ事業以外のアパレル分野を意識した──を開拓する風潮が増えてきそうだ。