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デサント、アスレチックブランド 2017年春夏方針

update: 2017/01/31

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「ルコックスポルティフ」で直営店展開

「ルコックスポルティフ」の16年春夏の実績は100%を少し下回った。専門店が58%増、チェーン店が4%減、百貨店が2%減だった。17年春夏は専門店で30%増、チェーン店で4%減、百貨店で2%増を計画している。

サッカーカテゴリーを休止した同ブランド。17年シーズンはテニスとサイクリングを競技シーンの核に据える。トレーニングカテゴリーに加え、17年春夏からスタートするのがライフスタイルの商品群「le urban style」(ル・アーバン・スタイル)だ。機能性・汎用性・シックがキーワードで、コミュート・スポーツ・ヘリテージの3つのカテゴリーで構成する。当初は直営店を主体に展開するが、セレクトショップへの卸ビジネスも視野に入れている。3月上旬に原宿の直営店を改装し、屋号を「ルコックスポルティフ アバン(avant)」に変えてオープンするが、その新店ではこの「le urban style」商材を主力にする。ターゲット層は20-40代前半の都市生活者。こだわりを持ったライフスタイルを送るカップルに設定した。

「アリーナ」は16年春夏の実績が微増。専門店が3%増、チェーン店が100%と前年並みだった。17年春夏は専門店、チェーン店ともに5%増を計画している。専門店では「タフスーツ」などのチームウエアが堅調、チェーン店ではフィットネス、初めて試合に挑むスイマー向けの「アクアレーシング」が健闘した。

「イノヴェイト」の16年春夏の実績は24%増。17年春夏は23%増と同等の伸び率を計画している。主戦場のトレイルランニング市場で、着実に認知度を高めている。