千趣会「ベルメゾン」を担う基幹ブランド
新ブランド『ベルメゾンデイズ」誕生
update: 2015/10/01
国内最大級の通販サイト「ベルメゾン」を運営する千趣会から、新ブランド「ベルメゾンデイズ」がスタートした。同ブランドは、これまでベルメゾンで展開販売してきたPB6ブランドの中心に位置づけされる基幹ブランドを担っている。
同社は今年、会社創立60周年を迎え、創業当時から女性に寄り添い、女性を笑顔にしてきた企業として、その原点に立ち返り、女性の日々の暮らしに役立つものを提案するブランドとして、新ブランドを開発。ターゲット層は30代後半~40代の女性。日常使いを想定したスタンダードなアイテムを、ファッション、インテリア、生活雑貨、キッチン雑貨など、ライフスタイルを総合的に扱う、同社初のSPA型ブランドとなる。
これまで同社ではカタログを軸にし、商品を企画してきたが、同ブランドではブランドを軸にした商品企画へ変更。「デイズホーム」と「デイズウェア」の大きく2つにカテゴリーに分けられている。
「デイズホーム」の主力商品は、極細マイクロファイバー素材の寝具、カバー、クッションやブランケットなどの「とろけるシリーズ」。金属加工の産地である燕三条で生産したステンレス製品、といった、使っていて気持ちが良い日常使いのアイテム。
「デイズウェア」はベルメゾンの発熱素材「ホットコット」を使用した「ホットコットパンツ」。防水・防滑加工を施したショートブーツなど、機能性だけでなく、オシャレ感も大切にしたアイテムが主力となっている。
立ち上がりの今シーズンは約400点を品揃え。来春シーズンには約800点の品揃えを予定している。
販売チャネルもカタログ、ネットの通販が中心ではあるが、それだけに限らず、現在展開している実店舗やJ.フロントリテイリング配下の店舗での催事などでの展開を計画。将来的にはベルメゾンデイズの単独店展開も考えている。
現在のベルメゾン登録会員数は1500万人、その内の年間利用者数は384万人。売上げ計画は2015年度(9~12月)で26億円、2016年度で250億円、2018年度には400億円を見込んでいる。
(ファッションライター 苫米地香織)