グンゼ 2016年春夏シーズン展
来春、創業120周年を迎える
update: 2015/09/14
グンゼの2016年春夏シーズン展では、「ボディワイルド」のコーナー売り場を提案した。「YG」は“カットオフ”=断ち切り仕様のアイテムを企画。「トゥシェ」では9層のモールドカップを採用した「future bra」(フューチャーブラ)を開発した。また来年4月、創業120周年を迎えるに当たり、記念商材を企画した。
「BODYWILD」で売り場提案
メンズアンダーの「BODYWILD」(ボディワイルド)では、量販店売り場を想定したコーナー編集を提案した。拡充しているトップスや靴下も加え、トータル展開している点が特徴だ。ブランドの世界観を発信し、メリハリをつけて店舗の集客力を高める狙いがある。
メンズインナーの「YG」では一部パッケージを変更したほか、百貨店向けアンダー「SEEK」(シーク)に採用されている“カットオフ”仕様のモデルを新たに提案した。この新製品を「SEEK」のボリュームゾーンとして位置付ける。
今秋から全面リニューアルした「快適工房」では、綿素材を使わないポリエステルとベンベルグ混の新モデルを企画。吸放湿機能に優れ、衣服内が蒸れにくいのが特徴だ。そのほか、120周年モデルとして、超長綿の「ゴールドスビン」(インド綿)を使用した国産インナーシャツ(2,500円、本体価格)を企画・提案している。
レディスの「トゥシェ」では、9層のモールドカップを採用した「future bra」(フューチャーブラ)を開発した。従来は3層だというが、よりバストのホールド感とソフトな着け心地を向上させるため、9層の素材を新たに開発した。価格は2,300円(本体価格)。
また「トゥシェ」ではこのほか、動きやすいレディスインナーウエアに着目した「ACTIBALANCE」(アクティバランス)において、背面の素材をクロス状に配して動きやすくした新しいモデルを提案した。ショーツでも足の付け根の生地をクロスに使い、動きやすくしている。一般のインナー以上、スポーツブラ未満といった位置付けのレディスインナーだ。価格は2,100円(同)、ショーツは1,300円(同)。
また、グンゼは来年4月10日、創業120周年を迎える。「サブリナ」「トゥシェ」「YG」「快適工房」といった主力ブランドにおいて、120周年の記念製品を企画した。
(樋口尚平)