店頭レポート
阪神梅田本店3階 「ジーンズハウス」
売り場面積縮小するも、パンツは前年並みを維持
update: 2015/07/27
阪神梅田本店3階の「ジーンズハウス」売り場は主力のパンツの売り上げが前年並みで堅調な推移だ。建て替え工事に伴い、今春から面積が縮小したマイナス面があったが、健闘を見せている。
売れ筋ブランドは「エドウイン」「リーバイス」
「ジーンズハウス」は今春、90坪から75坪に縮小された。店舗の建て替え工事に伴う措置で当面、変則的な売り場運営が続く。主力のジーンズ、パンツの売り上げは前年並みを維持していて、健闘している。
今春から売り場環境の変化に伴い、商品の編集軸を一新した。以前はブランド別に編集していたが、パンツのシルエットや着用シーン別に提案内容を改めた。15年春夏シーズンにトレンドとして注目されていたダメージ加工やガウチョパンツなどに動きがあった。
主力のジーンズブランドでは、「エドウイン」が一番人気。「リーバイス」は安定した推移だという。売れ筋のシルエットはテーパードという傾向が続いている。インポート系では、「レッドカード」「ヤヌーク」に指名買いが集まっている。
9月の秋シーズンから、様々な仕掛けを予定している。2日からは8階催し場で、個性派の国産ジーンズ計7ブランドを集積したフェアを実施する。また、「ビッグジョン」と洗い加工企業の豊和が協業したインディゴニットのトップス提案も計画している。
阪神梅田本店のアダルト婦人服商品部、納谷隆雄バイヤーは、「当面はパンツに焦点を絞っていきたい。ジーンズ専業メーカーの“良さ”をアピールしたい。ジーンズを穿くことに興味を持っていただけるような取り組みを進めたい」と抱負を語った。
(樋口尚平)