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第5回タイ国ファッション&テキスタイル製品展示商談会 in 大阪
過去最多の55社が出展

update: 2015/07/22

5回目を迎えた 「タイ国ファッション&テキスタイル製品展 展示商談会 in 大阪」

5回目を迎えた
「タイ国ファッション&テキスタイル製品展
展示商談会 in 大阪」

タイ国商務省国際貿易振興局(DITP)およびタイ国政府貿易センター大阪(TTC)が主催する「第5回タイ国ファッション&テキスタイル製品展示商談会 in 大阪」が7月16-17日の2日間、大阪市内の会場で開催された。今回は過去最多の55社が出展した。

“チャイナ+ワン”念頭に、日本の新規客を開拓

同展示会は3年前にスタートし、年2回(1月と7月)のペースで開催を重ねてきた。タイのアパレル関連企業が日本のアパレル企業と新規に商売を始める商談の場として位置付ける。当初は出展者数が25社前後からスタートし、回数を重ねるごとにその数も増え、55社にまで拡大した。

タイ国から参加した企業はガーメント関連が13社、テキスタイル関連が14社、ジュエリーやバッグなどアクセサリー関連が14社、OTOP(一村一品)関連が14社の計55社。複数回、出展している企業もある。大手の規模が大手と異なり、高品質で小ロットの生産を得意にする企業が多いという。

来場した日本の企業はアパレルメーカーのほか商社や小売店など。主にOEMなど生産委託の要望が最も多いようだ。かねて指摘されてきた、新しい生産拠点──“チャイナ+ワン”として期待を掛ける向きも少なくない。

中小企業の小ロット需要を想定した開催

大阪の地で展示会を開催する理由について、主催者のタイ国政府貿易センター大阪の山本 ティッパワン 副所長は、「中小の企業が多い地域のため、(小ロット生産を得意にする出展企業向けに)フォローしたかった」と説明する。

「次回は来年7月展に絞り込み、 内容を充実したい」と語る 山本 ティッパワン 副所長

「次回は来年7月展に絞り込み、
内容を充実したい」と語る
山本 ティッパワン 副所長

出展企業は事前にタイ国政府が審査し、基準を満たした社のみが参加している。回数を重ねるごとに、「成約に至った例も増え、前回展示会では15社ほどが交渉の機会を得た」(ティッパワン 副所長)という。

展示会の認知度は徐々に高まっているようだ。新規企業のほか、リピーター企業もできてきた。今後の課題は、展示会内容の分かりやすさだ。ティッパワン 副所長は今後の取り組みについて、「規模を大きくしたいが、出展品の幅が広すぎると焦点がぼやけてしまう…。次回は1月展を休止し、来年7月展に絞り込んで、さらに内容を充実したい。テキスタイル関連だけで20社、全体では100社規模を目指したい」と抱負を語った。

(樋口尚平)

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