アーバンリサーチ2015年春夏
ものづくりを見直し、自分らしさを表現
update: 2014/12/09
アーバンリサーチ2015年春夏のプレス向け展示会が12月3、4日に行われた。
メインブランドの「アーバンリサーチ」は2015年春夏から新たに「make ut UR color」をテーマに掲げ、“自分らしさ”をキーワードにファッションを通じて、ライフスタイル提案やカルチャー発信をしていく。現在、店舗へ来店する中心層が20代という年齢をもっと幅広くし、30~40代の客層も取り込める品揃えへとシフトする。
メンズは『ヨーロピアンワーク』『ミリタリー』『ホワイト』の3つを春夏のキーワードに展開。ネイビーのカバーオールに丈が長めのデザインシャツ、白のスラックスといった、キレイ目でフレンチ要素を持ったワークスタイルを提案。ミリタリーでは「モンゴメリー」や「MHL.」との、こだわり満載の別注アイテムが登場。ホワイトも「Lee」や「アルファ」「ハーシェル」「プーマなど、様々なブランドでホワイトの商品を別注。展示会場内で目を惹くコーナーになっていた。
一方、レディースは『アーバンベーシック』『アーバンモダン70’s』『アーバンリゾート』の3つの軸で展開。『アーバンベーシック』では洗練されたミリタリーワークウェアを揃え、『アーバンリゾート』ではモロッコをイメージソースにし、洋服から生活雑貨まで提案。『アーバンモダン70’s』はレトロ感ある柄物ジャガードや、ちょっと懐かしい感じのライン使いのスポーツテイストのアイテムを揃えた。それぞれの軸でスタイリングを揃えても良いが、“自分らしさ”を出すにはそれぞれをミックスしたスタイルで着て欲しい。
会場には今年6月に池袋パルコにお目見えしたバーチャルフィッティングマシン『ウェアラブル クロージング』の体験コーナーや、今年9月からスタートした、地場産業や製品と協業するローカルコミュニティ・プロジェクト『JAPAN MADE PROJECT』を紹介するコーナーが設けられていた。
(ファッションライター 苫米地香織)