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「H&M KYOTO」がオープン
国内最大級、キッズラインを充実

update: 2014/12/01

京都初出店の「H&M KYOTO」(外観)

京都初出店の「H&M KYOTO」(外観)

H&M へネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(東京)は11月29日、京都・四条河原町に国内最大級の「H&M KYOTO」(京都市中京区河原町通四条上る二丁目下大阪町354)をオープンした。地下1階・地上6階の7フロア構成で、売り場面積は約3,400㎡。国内通算46店舗目で、京都初出店だ。

「今後も出店を続けたい」と語る クリスティン・エドマン社長

「今後も出店を続けたい」と語る
クリスティン・エドマン社長

満を持して、京都へ出店

1階のレディスフロア

1階のレディスフロア

同店は京都市内の繁華街、四条河原町の一角に出店した。徒歩数分の位置に髙島屋京都店や京都マルイ、オーパ、藤井大丸、大丸京都店などが集積する。11月20日にオープンした「FLYING TIGER COPENHAGEN 京都河原町ストア」(京都市中京区河原町通三条下ル大黒町)も徒歩数分の位置にある。地元住民に加え、国内外の観光客も多く訪れる区画である。29日のオープン前には約1,200人が列を作ったという。

関西圏では2010年3月に大阪・戎橋、2011年4月に「ららぽーと甲子園」(兵庫県西宮市)、2013年4月に心斎橋と梅田、今年10月に「ららぽーと和泉」(大阪府和泉市)へ出店しているが、京都は店舗がなかった。クリスティン・エドマン代表取締役社長は、「京都には以前から出店したかったが、納得のいく良い物件がなかなか見つからなかった。一大観光地でもあるし、国内外からの集客も意識し、国内最大級の店舗を出したかった」と、ほかの地域に比べ出店が遅れた経緯を説明する。吟味を重ね、満を持した出店だったようだ。

地下1階のメンズフロア

地下1階のメンズフロア

元ゲームセンターだった建物を居抜き改装し、7フロアという国内では初めての多層展開。ラックなど什器も最新のデザインを採用している。マネキンの数も増やした。地下1階はメンズ、地上1-4階はレディスで構成する。オープンを記念して、京都店限定のレディスウエア(ドレスウエア)も取り扱う。アパレルが主力だが、シューズやアクセサリー類、ランジェリー・ファンデーション、靴下類、ナイトウエア、マタニティーと、主要なファッション・シーンを想定したアイテムを揃えている。

5-6階は目玉の1つ、キッズフロア。心斎橋の店舗でも扱っているが、京都の店舗では初めて、男児と女児を別フロアで展開。5階がベビー50-90cm、ガール90-170cm、6階はボーイ90-170cmとそれぞれ単独のフロアで編集している。子連れ客を想定し、バギーが通りやすいよう5-6階のキッズフロアの通路は広めに設計してある。

出店は継続、新業態展開にも意欲

2階のレディスフロア

2階のレディスフロア

2008年の日本上陸間もないころは、「出店立地を確保することが難しかった」(エドマン社長)というが、ブランド認知も広まり、デベロッパーの関心も高まるにつれ、出店環境は徐々に改善していったようだ。しかし、「(競合他社に該当する)海外のファッションブランドも相次いで日本市場へ進出しているため、競合が激しくなっている」(エドマン社長)と市況を分析する。

08年9月の東京・銀座店──日本1号店オープンから6年が経過した「H&M」。当初、ヤングレディスが多かった顧客層は、現在では──品揃えの変化もあり、ファミリー層も訪れるようになった。京都の店舗では、ヨガやフィットネスを想定したレディス向けのスポーツウエアのコーナーも充実させた。

今後は大阪や兵庫のように、京都の郊外にも出店を計画する。「出店余地はまだあると思う。(日本に上陸した)6年前と異なり、『H&M』以外の業態も増えた。今後はホームや雑貨の業態も出したい」(エドマン社長)と出店の意欲を語る。立地はショッピングモールや空港、ファッションビルなど、「様々な場所に出店していきたい」(同)という。

3階のアクセサリーコーナー

3階のアクセサリーコーナー

3階のレディスインナー

3階のレディスインナー

4階のマタニティー

4階のマタニティー

4階のスポーツウエア

4階のスポーツウエア

5階、キッズフロア

5階、キッズフロア

 6階、ボーイズコーナー

6階、ボーイズコーナー

(樋口尚平)

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