H.P.FRANCE
米国・NY発のブランド「Josie」を本格展開
update: 2014/11/27
H.P.FRANCEが今秋から、米国・NY発のブランド「Josie」(ジョジー)の本格展開を始めた。フィリピン出身の女性デザイナー、Josie Natori 氏が手掛けるレディスのラウンジウエア(部屋着)で、ファーストラインの「NATORI」はハリウッドのセレブリティーも着用するなど注目を集めているブランドだ。
働く女性に向けた部屋着提案
今回、本格展開するのは「NATORI」のラウンジウエアラインに該当する「Josie」。日本ではH.P.FRANCEだけの取り扱いだ。「Josie」は米国ドラマの「ゴシップガール」やハリウッド映画の「デスパレートな妻たち」の主演者が着用した事でも話題になったという。
“いつだって女性は美しく、そして楽しくあってほしい”との思いで創られたコレクションは、カラフルな色とプリント柄、肌触りのいい生地ときれいなシルエットが特徴。部屋着のリラックス感に高いデザイン性を兼ね備えたレディスウエアに仕上がっている。
「Josie」は2013年秋冬シーズンからスタートした。ニューヨークに住む働く女性をイメージし、女性が着て楽しめることをテーマに据えている。今春からはホームデコ(=ホームデコレーション。インテリアアイテム)、香水の展開も始めた。上代価格はパンツが1万1,000円前後、トップスも1万円前半と買いやすい設定だ(いずれも本体価格)。
Josie Natori 氏「若い感覚を持った大人の女性に」
本格展開に際し来日したデザイナーのJosie Natori 氏は、「日本市場はブランド・コンシャスで、冒険的なユーザーが多く、個性的なファッションが見られる」と説明。経済状況も悪くないと見ており、「若い感覚を持った大人の女性に着てもらいたい」とブランドに対する思いを語った。
同氏は幼少期にピアノを習い、9歳でマニラ・フィルハーモニック・オーケストラとコンサートを開いた。また17歳で単身、ニューヨークに渡り、メリル・リンチで初の女性VP(バイス・プレジデント)になったという異例の経歴を持つ。フィリピンから持ち帰ったブラウスを、米国の百貨店・ブルーミングデールズのバイヤーに持ち込んだことから、ファッションビジネスへの道が開いたという。
自身のデザイナーとしての経歴については、「ファッションはずっと好きだったが、デザインのトレーニングをやったわけではない。しかし、そのおかげで自由にデザインすることができる。インスピレーションの源はアーカイブ・コレクションやテキスタイルなど、とても大きなソースだ」と説明。自由な発想が同ブランドの特長といえるだろう。
今後も日本市場ではH.P.FRANCEの店舗を中心にビジネスを拡大するという。「人とは違ったファッションを築いていきたい」と今後の抱負を語った。
H.P.FRANCE exclusive 大阪 TEL: 06-6634-0620
Sheep TEL: 03-3341-3927
(樋口尚平)