グンゼが来春から「ランバン オン ブルー」のライセンスをスタート
レディス・レッグウエア、メンズ・インナーを展開
update: 2014/10/14
グンゼが15年春夏シーズンから新たに、レディスのレッグウエアおよびメンズのインナーにおいて、「ランバン オン ブルー」ブランドのライセンス展開を始める。かねて、1982年から「ランバン コレクション」でレディスのレッグウエアおよびメンズのインナーをライセンス展開してきたが、同ブランドの姉妹ブランドである「オン ブルー」でも同様のアイテムを展開する。
大人の女性を意識した企画・提案
グンゼは「ランバン コレクション」を展開してきた経験とノウハウを生かし、「ランバン オン ブルー」を製作した。大人の女性を意識した企画・提案で、30代の女性をメーンターゲットにする。主に百貨店のレッグ売り場や「ランバン オン ブルー」の公式サイトで販売する。「ランバン コレクション」の2013年度売り上げは140%と好調だった。
伊藤忠商事がマスターライセンサーの「ランバン」ブランド。「ランバン オン ブルー」は「シック・エ・ガブローシュ」(シックで生意気)というブランドのキーワードを基に、エッジの利いた世界観を発信する。メンズウエアでは「ランバン コレクション」を展開するジョイックスコーポレーションが手掛けており、レディスウエアは同じく「ランバン コレクション」を展開するラメールが展開している。
レディスのプレーンパンストでは、ポリウレタンにナイロンを2重に巻いたダブル・カバリング・ヤーンとナイロンを使った交編、ゾッキ編みによる融着着圧(伝線しにくい仕様)などで仕上げている。また、「オン ブルー」の特徴である手書き風の文字を入れたデザイン物も企画した。
主な商品の上代は、プレーンパンストが700-900円、ファッションパンストが1,200-1,800円、ソックスが1,000-1,200円(本体価格)。
メンズは柄のバリエーション
メンズの「ランバン オン ブルー」は柄のバリエーションが特徴だ。「光と陰」というシーズンテーマの下、ひび割れ模様やマーブル柄をニットインナーに採用した。インクジェットプリントを使用した総柄ではない成形モデルも企画した。メンズもレディス同様、百貨店のインナー売り場や公式サイトで販売予定。
「ランバン コレクション」は比較的、顧客の年齢層が高いこともあり、ブリーフ需要がある。1万円のシルク製アンダーシャツも企画。すべて日本製で、付加価値を求める年配顧客から定評がある。
主な商品の上代はスタンダード・トップスが2,500円、スタンダード・ボトムスが2,300円、ボクサーブリーフが2,800円、トランクスが2,500-2,800円(本体価格)。
(樋口尚平)