来春夏からシャツブランドがスタート
BIG JOHN 2015年春夏展示会
update: 2014/09/29
ビッグジョンから2015年春夏よりシャツブランド『Prentiss(プリンティス)』がスタート。先日行われた展示会にてお披露目された。
『プリンティス』は1948年創業のシャツメーカー、プリンティス・マニュファクチュアリング・カンパニーが70年にオリジナルブランドとして立ち上げたブランド。日本でもお馴染みのアウトドア・ワークウェアブランド「L.L.ビーン」や「ビッグマック」を手掛けていた工場が作ったブランドとあって、日本でも80年代アメカジ&渋カジブームの時に裏原宿のカジュアルショップにて並行輸入品が並び、人気のあるブランドだったが、その後、世界的な経済不況などのあおりを受け、2001年に惜しまれつつ工場を閉鎖した。その『プリンティス』のラブランドライセンスをビッグジョンが取得し、来春夏から展開を始めることとなった。デザインは当時を復刻するとまでは行かないが、思い起こさせるようなワークポケット、ダブルポケットなどワークシャツならではのデザインを取り入れたカジュアルシャツを提案する。価格は長袖・7分袖で6000円(税抜)から、半袖は5500円(税抜)からとなっている。
14年秋冬にデビューしたレディースブランド『クリーンデニム』は、都内を始め全国展開しているセレクトショップの店頭に並び始め、順調な滑り出してあるとのこと。15年春夏はスポーツ、ヘルシーをキーワードに健康的で清潔感のある女性をイメージしたアイテムをラインナップ。セルヴィッチデニム、テンセル混デニムも取り入れ、素材の持ち味を活かし、季節感を取り入れたライトな感覚のキレイ目デニムを提案している。
ワークブランド『ワールドワーカーズ』は15年春夏「都会の中のオアシス」をテーマに洗練されたワークスタイルの中に、オアシスをイメージさせるエキゾチックな要素を取り入れたカジュアルスタイルを提案。また、今季から織りネーム、下げ札のデザインを一新。フレンチカジュアル×ワークスタイルの世界観をより表現する、シンプルでスタイリッシュなデザインとなっている。
15年春夏に創業75周年を迎え、アニバーサリー企画として、Tシャツとベルボトムジーンズを販売する。TシャツはシンプルなロゴTシャツ。ベルボトムジーンズはパッチポケットとボタンフライがまさに“70年代の顔”とも言える伝説のアイテム。今でも同社のコアなベルボトムファンがいるそうだ。
(ファッションライター 苫米地香織)