フジボウアパレル「B.V.D.」 2015年春夏シーズン
メンズ 超長綿の新シリーズ HADA MEN [肌綿] が登場
レディス 50代メーンの「STAY BEAUTY」が好調
update: 2014/09/25
フジボウアパレルの「B.V.D.」ブランドの2015年春夏展では、メンズにおいて超長綿を使用した HADA MEN [肌綿] が新シリーズとして登場した。同社オリジナルのブレンド綿を使用した白地のベーシック肌着で、エージレスな中高年層「新大人世代」に向けた商材だ。レディスでは昨秋デビューした50代をメーンターゲットにしたインナー「STAY BEAUTY」に丸編み成形モデルが登場した。
メンズのHADA MEN [肌綿]は高級超長綿を使用。従来品よりも生地を薄めに仕上げ、通年着られるようにしている。光沢感や高い吸湿性、しなやなか風合いが特長だ。白さが長持ちするほか、特殊加工により生地表面の毛羽を取り除いているため、滑らかな風合いが持続する。パッケージの色をグリーンにリニューアル。中高年層がメーンターゲットだが、40代からの取り込みを狙っている。上代価格は多少上がったが、1着1,500円(税抜き)。
定番の「Finest Touch EXシーズン」では、綿100%で日本製にこだわった。1,200円の定番アイテムのほか、綿100%の強撚糸モデル、シルケット河口による接触冷感モデルなどと併せて、売り場の活性化を図る。
「COOL TOUCH」シリーズではビジネスやワークシーンでの着用を想定。太陽光を遮蔽する機能を持った素材(ポリエステル80%、レーヨン20%)を採用。衣服内温度を約2℃下げる機能性により、快適性を向上させた。接触冷感モデルには、旭化成せんいの「ベンベルグ」(ポリエステル、レーヨンとの混紡)を採用した。
レディスではランファンの「STAY BEAUTY」が、14年春夏のシリーズ売り上げ275%増(対13年秋冬)と好調に推移している。15年春夏シーズンでは新たに丸編み成形モデルを追加する。レースや花柄を使用し、女性らしいテイストに仕上げている。
盛夏シーズンの売れ筋になっているクーリング機能と軽量が特長の「涼ブラ。+ライト」を展開する「BODY GEAR」シリーズ。「涼ブラ。+ライト」が14年春夏シーズンは34%増と好調な推移だった。15年春夏では新色の追加、帝人フロンティアの「ナノフロント」素材を採用した「フィットするブラ」など、ラインナップを強化している。最強化アイテムは、「LIGHT SPORTS」シリーズ。活性化が期待されるスポーツ市場へ向けて、スポーツアンダーウェアのポジション定着を目指す。タイプは成形編み、メッシュ、ダブルラッセルの3つ。上代は2,300-2,500円。量販店を中心に展開する。
(樋口 尚平)