株式会社 ウィエム ストゥディオズ
新ブランド「GARB」を今秋から本格スタート

update: 2014/08/11

キーアイテムの1つ、
「ストレッチジャージーデニム」

株式会社 ウィエム ストゥディオズ（大阪）が今秋から、ジーンズをキーアイテムにしたレディスの新ブランド「GARB」（ガーブ）を本格展開する。今年5月に組織を立ち上げ、レディス系セレクトショップを主体にトライアル販売を重ねてきた。ヒット品番も生まれているようで、手応えを感じているようだ。

同社を率いるのは、かつてジーンズ主体のファッションブランド「チェルシーガーブ」を展開していた小松昇平 代表取締役社長。今年5月、新しい組織の下で新ブランドを立ち上げ、再スタートを切った。

「GARB」は「エッジ、クレバー、ラグジュアリー」といったキーワードをコンセプトにしたレディスファッションブランド。ターゲットは40代の女性が中心でトップス、ボトムスを扱いフルアイテムを展開する。全体に暗色系のトーンで、ディテールや後加工にこだわっている。

テンセル100％のマキシスカート

本格展開する2014年秋冬企画ではキーアイテムの1つ、ストレッチジャージーデニムを提案。綿95％にポリウレタンを5％混紡している。ウエスト部分にはリブ編みのパーツを付けて変化を持たせた。バックポケットなどにも同素材を使用している。バイオ加工とストーンウオッシュで仕上げた。上代価格は1万7,800円（本体価格）。トライアル販売でも好評だったという。

そのほか、テンセル100％のマキシスカートも企画。洗い加工を施し、ほどよい色落ち感とソフトな風合いが特徴だ。上代価格は1万9,800円（同）。冬のシーズン向けにダウンも提案した。ダウン70％、フェザー30％のダウンコートで、リアルファーが付いている。ウールと合皮の組み合わせで、ディテールを工夫した。上代価格は6万8,000円（同）。

冬場へ向けて、ダウンコートも企画した

現在、展開している卸先はレディス専門店が中心で、西では「ザ・ファースト」、東では「ロイヤルフラッシュ」など。感度の高いセレクトショップが中心だ。「新規の小売店を開拓するのが今後の課題」（小松社長）だという。9月をめどにオンラインを立ち上げる予定だ。

来春をめどに新規ブランドの立ち上げも計画中。SPA業態を視野に入れているという。「GARB」ブランドに加え、再度、業容の拡大を目指した活動が本格化する。

（樋口尚平）