MENU
TOP > ファッショントレンド情報 > グンゼ 新生「YG」ブランドが堅調スタート 30-40代の男性客を取り込む

グンゼ 新生「YG」ブランドが堅調スタート
30-40代の男性客を取り込む

update: 2014/04/30

グンゼが今春から全面リニューアル展開しているメンズ肌着ブランド「YG」が堅調なスタートを切った。2月は寒さの影響で動きは鈍かったものの、3月以降は順調に動き始めた。当初、主要ターゲットに設定していた30-40代男性の購買が多いという。

ボクサーブリーフが人気

主力の100%綿素材のトップス

主力の100%綿素材のトップス

綿の着心地感を重点的にアピールした新生「YG」。トップスのシャツを主力アイテム、強化アイテムに据えている。同時にボクサーブリーフなどのボトムスも展開するなど豊富なバリエーションだ。3月中旬ごろからトップスが動き始め、4月の第2週以降は2ケタ増で伸びているという。

商品を店頭へ投入した2月から、そのボトムスアイテム――中でも、ボクサーブリーフが予想以上に売れているという。30-40代男性層には定番になっているボクサーブリーフ。主要ターゲット層に新しい「YG」ブランドの発信が届いている証拠でもある。ボクサーブリーフの勢いは4月に入っても続いており、消費増税の影響が懸念された中、健闘を見せている。

トップスの一番人気はやはり綿100%のモデル。身体へのフィット感を重視した独自の“アルゴフォルムカット”による着心地感や、800円という買いやすい上代価格などに評価が集まっている。

女性客の関心も高く

久しぶりの新ブランドということもあり、小売店の期待度も高いようだ。売り場で良い場所を確保できている店舗も少なくない。量販店を中心に今春は3200店舗で展開する。

広告キャラクターに起用した俳優、西島秀俊の効果も表れている。特に女性客からの問い合わせが増えており、公式フェイスブックでも女性の反応が多いという。男性客の個人買いが多い「YG」だが、夫婦やカップル客が店頭で肌着を選ぶ際、西島秀俊を通して認知した「YG」を勧める女性も少なくないようだ。

商品もターゲット層も全面リニューアルした「YG」。主要顧客の30-40代男性からの反応が良く、「若い世代にターゲットを移した政策は間違っていないと思う」(グンゼ アパレルカンパニー インナーウエア事業本部MD本部メンズ&キッズMD部、南晶宏マネージャー)と手応えを感じている。

14年秋冬シーズンも引き続き、西島秀俊を起用。綿100%のスムースを「ダブルホット」と呼んで、秋冬シーズンの新しい保温アイテムの定番を確立する計画だ。甘撚り糸を使った肉厚素材で、小売店の評価も高いという。

(樋口 尚平)

シマセイキ シキボウ ダンス ウィズ ドラゴン ビッグジョン ペガサス ドミンゴ ゴールドウイン 豊和株式会社 株式会社デサント かまだプリント株式会社 カイハラデニム ミズノ株式会社