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株式会社 DoCLASSE (ドゥクラッセ)
大丸梅田店に関西旗艦店をオープン
「DoCLASSE」「fitfit」の2ブランドで展開

update: 2014/02/27

関西の旗艦店に位置付ける「DoCLASSE」

関西の旗艦店に位置付ける「DoCLASSE」

カタログ通販を主体にレディスブランド「DoCLASSE」(ドゥクラッセ)およびシューズブランド「fitfit」(フィットフィット)を展開するDoCLASSE(東京都世田谷区)の関西旗艦店が2月26日、大阪の大丸梅田店1階西側にオープンした。既存店舗を大阪・難波の「なんばウォーク」や神戸・三宮の「サンプラザ」に構えるが、大丸梅田店のショップは関西地区におけるフルラインナップの旗艦店舗に位置付ける。

カタログ、ネット通販をつなぐリアル店舗

「DoCLASSE」。 ターゲット層と同世代のスタッフが企画に携わっている

「DoCLASSE」。
ターゲット層と同世代のスタッフが企画に携わっている

同社は2007年からカタログ販売をスタート。それと並行して、ネット通販も始めた。実店舗(リアル店舗)の出店は2011年からで、「DoCLASSE」で16店、「fitfit」で22店を数える。出店地域は関東圏が主だが、仙台や福岡など地方都市にも出店している。リアル店舗の出店のきっかけは「顧客からの要望が多かったこと」(DoCLASSE 社長室、工藤芽生・広報/PRマネージャー)。主力のカタログ顧客がリアル店舗の出店を望んだという。ネットと実店舗など複数の販路で顧客ニーズを取り込んでいくという、にわかに注目を集めている“オムニチャネル”の取り組み事例と言えるだろう。


「DoCLASSE」のメンズライン

「DoCLASSE」のメンズライン

今回の新店の店舗面積は「DoCLASSE」が約50坪、「fitfit」が約25坪で、既存店の中では大きい部類に入る。商品はフルラインナップで、「DoCLASSE」には一部メンズアイテムを置くほか、「fitfit」では大丸梅田店で先行販売する商材を扱う。大丸梅田店の1階はほかのフロアに比べて天井が高い構造のため、内装は既存店舗と異なり、大丸梅田店仕様になった。高い所まで商材を並べて、複数のコーディネートを見せている。

「fitfit」。 ストックの靴を売り場に並べ、セルフで履き比べられるようにしている

「fitfit」。
ストックの靴を売り場に並べ、セルフで履き比べられるようにしている

一等地で知名度アップを図る

「fitfit」。 外反母趾にも考慮した木型を使用

「fitfit」。
外反母趾にも考慮した木型を使用

ターゲット層は40-50代の女性。大丸梅田店が今後、取り込んでいきたい客層とも重なる。以前、この場所で展開していたヤングレディス売り場の「ウフフガールズ」は5階に移設し、引き続き強化を図る。かねて「ウフフガールズ」は5階で展開していたが、この1階西側部分だけが“飛び地”になっていた。今後は1フロア体制で買い回りしやすくなる。

人の交通量が多い梅田地区。JR大阪駅ビルの主力テナントである大丸梅田店への出店は「DoCLASSE」ブランドにとってまたとないチャンスだ。「ブランドの世界観を演出するためにも店舗スペースが必要だった」(工藤マネージャー)が、2ブランドで75坪という百貨店では珍しい規模の店舗が実現した。今回の出店は大丸にとっても新しいチャレンジである。高効率が求められるが、成功すれば他店との大きな差別化ポイントにもなる。年間売上高目標は非公表。まずは、ブランド発信と顧客開拓に力を入れる。

(樋口 尚平)

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