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JFW JAPAN CREATION 2012
「Denim×Designer Collaboration」

update: 2011/10/01

「Denim×Designer Collaboration」と題したJ日本ジーンズ協議会のブースはコラボレーションスタイルを中心に注目を集めた

「Denim×Designer Collaboration」と題した
日本ジーンズ協議会のブースは
コラボレーションスタイルを中心に注目を集めた

日本ジーンズ協議会は、JFW JAPAN CREATION 2012において、デニムをテーマにしたデザイナーコラボレーションを提案。「夜の茶会」をテーマに、世界で活躍する5人の若手デザイナーが“装うデニム”を披露した。

ワークウェアからスタートし、ストリートファッションをけん引してきたデニムが、次のステージとして新たな切り口で魅せるドレスアップしたデニムの表情に同ブースは終日賑わい、注目されていた。素材、アパレル、洗い加工、副資材といった多分野の企業が参加し、協力することで生まれた今回のデザイナーとのコラボレーション企画は、日本製デニムの可能性と市場性をさらに広げている。

現在、ジーンズの国産比率は約20%。そうした数字の高さを印象づけるように、同ブースではデニム素材メーカー、アパレル、洗い加工、副資材など21社が集まり、日本発ものづくりプロジェクトを強く印象づけた。副資材メーカーのひとつ、YKKファスニングプロダクツ販売では、ジーンズ創世時代に登場したビンテージアイテムを復刻、大戦モデルのミリタリーデザインなどとともにリベットバーやタックボタンのさまざまな時代のモデルを展示していた。

洗い加工のブースの前では立ち止まる人が目立った 洗い加工のブースの前では立ち止まる人が目立った

洗い加工のブースの前では立ち止まる人が目立った

ジーンズ創世に時代に登場したアイテムを復刻した「ビンテージ」のシリーズと、(第二次世界)大戦モデルからインスパイアされたデザインの「ミリタリー」シリーズ ジーンズ創世に時代に登場したアイテムを復刻した「ビンテージ」のシリーズと、(第二次世界)大戦モデルからインスパイアされたデザインの「ミリタリー」シリーズ

ジーンズ創世に時代に登場したアイテムを復刻した「ビンテージ」のシリーズと、(第二次世界)大戦モデルからインスパイアされたデザインの「ミリタリー」シリーズ

「GUT’S DYNAMITE CABARETS」(デザイナー/AKI)

「GUT’S DYNAMITE CABARETS」(デザイナー/AKI)

デニムの良さを残しながら、夜のパーティでもドレッシーなかっこよさをデニムの新しい一面として表現するために、他の素材(ウールやレザー)を使う気分で作りました。ソフトな風合いにパンチング技法を活用したり、光沢感が出るように細番手で打ち込まれたデニムに表面加工を施したりと、繊細な大人のデニムを表現しました。
協力企業:倉敷紡績㈱、㈱ビッグジョン

「motonariono」(デイザナ―/小野 原誠)

「motonariono」(デイザナ―/小野 原誠)

デニムの特性とアンダーウェアの繊細なディテールをミックスしたダブルエッジのスタイルを提案します。繊細なレースの柄をレーザーカットの技術で脱色したり、計算された洗い加工を施したりと、既存の技術やディテールを意外な組み合わせをすることによって、新たに生まれる美しさを表現しました。今までに見たことのないデニムを追及するデザインになっています。
協力企業:㈱エドウイン、カイハラ㈱、㈱フクイ、豊和㈱、YKKスナップファスナー㈱、YKKファスニングプロダクツ販売㈱

「The Dress & Co. HIDEAKI SAKAGUCHI」(デザイナー/坂口 英明)

「The Dress & Co. HIDEAKI SAKAGUCHI」(デザイナー/坂口 英明)

海辺の夜会や海辺のウェでイングを思い浮かべながら、デニム(シャンブレー)で身を包む男女のカップリングや新郎と新婦を表現しています。一つ一つはインフォーマルな雰囲気ですが、すべてをセットアップにすることで<晴れの日>感を演出し、柄も正統的な絞り染めではなくレーザーの技術を使用したプリントでインフォーマル感を表現しました。デニムの無限に広がる可能性に期待していただきたいデザインに仕上げています。
協力企業:アゼアス㈱、タカヤ商事㈱、タカヤ繊維㈱、東海サーモ㈱、日清紡テキスタイル㈱、豊和㈱

「SHIDA TATSUYA」(デザイナー/信太 達哉)

「SHIDA TATSUYA」(デザイナー/信太 達哉)

デニム素材では殆ど見かけないモーニング(燕尾服)ジャケットをインディゴデニムとヒッコリーで切り替え、サルエルパンツにはインディゴデニムを使用したワンウォッシュ加工を施しました。もう1スタイルは、ダンガリー素材を使用したブラウスにフリルをあしらったユニセックスなスタイルで、フェード洗いを施し古着のような風合いを出しています。コーディネートしたサルエルパンツにはヒッコリーを使用し、ワンウォッシュ加工で自然なしわ感を出しています。何れのスタイルもトップス、ボトムにデザインのステッチにはゴールドを使用し、ボタンにもゴールドを取り入れたカジュアルなフォーマルウェアを表現しています。
協力企業:カイハラ㈱、㈱ベティスミス、YKKスナップファスナー㈱、YKKファスニングプロダクツ販売㈱

「SOMARTA」(デザイナー/廣田 玉枝)

「SOMARTA」(デザイナー/廣田 玉枝)

両スタイルともに、上下同素材で加工による雰囲気の変化を感じるデニムをデザインしました。製品で「つや加工」をほどこしたクロップドパンツに、本来のデニムカラー濃度を維持しながらワンウォッシュしたショートジャケットを合わせ、エレガンスを表現しています。もう1スタイルは、抜染したトライバル柄のレギンスデニムパンツにグロス加工を施したワンピースとロングジャケットを合わせ、つや感のあるコーディネートを提案しています。
協力企業:カイハラ㈱、東京吉岡㈱、㈱フクイ、豊和㈱、YKKスナップファスナー㈱、YKKファスニングプロダクツ販売㈱、リー・ジャパン㈱

(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)

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