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「チェルシーガーヴ」を傘下に
加速するニイヨンイチの自社ブランド戦略

update: 2013/11/18

ジーンズ・カジュアルパンツ類の縫製とOEM生産を手掛けるニイヨンイチ(岡山県倉敷市児島、藤井英一社長)は、デザイナーズレディースブランド「チェルシーガーヴ」を買収し、自社ブランドとして11月より展開を開始した。

デザイナー、小松昇平氏が展開する「チェルシーガーヴ」は2001年に開始。シャープでエッジの効いたレディースカジュアルを提案しており、ジーンズやダウンジャケットなどのデザイン性の高さに定評があった。価格はジーンズが2万円前後、ダウンジャケット10万円前後という高価格帯。しかし、近年の経営難から今年8月末に「チェルシーガーヴ」を展開していた有限会社チェルシーガーヴが破産となった。それ以前の昨年秋から株式会社SMB(大阪市中央区南船場、尾崎友彦社長)の傘下ブランドとなっていたが、このたび、改めてニイヨンイチの傘下に入り、ニイヨンイチ・チェルシーガーヴ事業となった。デザイナーの小松昇平氏は留任し、SMBの尾崎社長が外部契約の事業部長として活動を継続する。一方、SMBも独自の活動も続ける。

ニイヨンイチの藤井英一社長は「縫製工場を背景に持つ我々がデザイナーズブランドを取り込むことで、製造業直結のブランドが誕生する。物作りと直結したデザイナーズブランドという新しい形態で存在感をアピールしたい」と抱負を述べる。

(ファッションライター 南 充浩)

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