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岡山デニム協同組合の合同東京展
2回目の今回は7社が参加

update: 2013/07/31

2回目の開催となった合同展 「DINNOVATION(ディノベーション)」の会場風景

2回目の開催となった合同展
「DINNOVATION(ディノベーション)」の会場風景

岡山デニム協同組合は、先ごろ、新規2社を加える7社が参加した合同展「DINNOVATION(ディノベーション)」を東京で開いた。今年1月に開いた1回目は各社が新規の販売先を獲得するなど盛況だったことから、2回目も同様に積極的な提案が目立ち、商談にも力が入っていた。


クラクションの「ストライクゴールド」と「倉敷天領デニム」

クラクションの「ストライクゴールド」と「倉敷天領デニム」

参加ブランドで継続出展をしているのは、クラクションの「ストライクゴールド」と「倉敷天領デニム」、ミズタニの「ブルートリック」(メンズ中心)、正藍屋の「ピュアブルージャパン」、ハイロックの「ハイロック」、馬野の「デニムクローゼット」。新規出展は、ニワ縫製の「セニオ」と、藍照の「暁ジーンズ」。初日には原宿の路上でデニムウォーキングショーを実施するなど、PR効果のあるイベントも展示会のコンテンツとして提案している。


正藍屋の「ピュアブルージャパン」

正藍屋の「ピュアブルージャパン」

ハイロックの「ハイロック」

ハイロックの「ハイロック」

馬野の「デニムクローゼット」

馬野の「デニムクローゼット」

藍照の「暁ジーンズ」

藍照の「暁ジーンズ」


「小規模のメーカーが多く、単独でできることには限界がありますが、組合として提案することで販売先を開拓したり、新しいことにも挑戦したりできます。それぞれに個性的ですから、おもしろいことや大きいこともできるでしょう」と同協会の浜本とおる代表理事(クラクション社長)は話す。

ミズタニの「ブルートリック」(メンズ中心)

ミズタニの「ブルートリック」(メンズ中心)

メンズのセレクトショップなどに卸しているという「ブルートリック」(ミズタニ)の水谷 哲士社長は、「インディゴの技を駆使したオリジナル素材からトップスを軸に提案しています。今季はインディゴ染めと抜染を組み合わせたダブルガーゼのシャツや、ザラザラ感のあるデニム、インディゴ染めのダッフルコート、剣道着を思わせる刺し子のアウターなど、ちょっとしたひらめきを大切に商品化しています」と話す。


新規出展のニワ縫製の「セニオ」

新規出展のニワ縫製の「セニオ」

また、初出展の「セニオ」(ニワ縫製)は、ゼロ番の太い糸をステッチなどに使い、立体的な3D加工を施したジーンズやGジャンを提案する知る人ぞ知るブランド。「他にないものをという発想で作っています。その分、手間とコストがかかっていますが、どこもやらないからこそ価値があるし、さらに深めていけたらといろいろ考えています」(丹羽広治社長)


デニムブランドの中でも個性派揃いの同展は、モノづくりに対するこだわりや姿勢が思った以上に濃厚でハードだった。そうした魅力を活かしつつ、いかに拡販していくのか。同展の今後に注目したい。

(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)

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