「501®」の変革、
そして世界初のカラーノンデニムを発表
~Levi’s ®2013年春コレクションより~
update: 2012/12/10
リーバイ・ストラウス ジャパン株式会社は、2013年春展で、ブルージーンズ生誕140周年を記念し、「501®」のシルエットをアップデートすると共に、カラーノンデニムの「501®」をグローバルコレクションとして初めて発表、2013年2月から販売する。
新生「501®」は、バルーン型シルエットを作ってきたウエストの丸みを無くしたスリムで美しいストレートラインを描くレッグラインに大きな特徴がある。モダンなストレートシルエットを新たな世界基準として打ち出しており、具体的には、ヒップとライズはそのままにウエストを2分の1インチ大きく、バックヨークを短く、ポケット位置を高めに設計することで、直線的なトップブロックを形成。さらに、裾幅を1インチ削り、縦に落ちるウエストラインが視覚的にスリムに見せ、ヒップラインもシャープな印象を与える。今季はグローバル初となるカラーバリエーション豊富なノンデニム(1万500円)も加え、リンスカラーからリアルな経年変化を表現した加工モデルまで(1万1500円、1万2600円)幅広く揃えている。
今季のテーマは、「THIS IS A PAIR OF LEVI'S® - TRANSFORMED」。同ブランドが持つクラフトマンシップ、イノベーション、サスティナビリティを基軸に、インドとその土地に根付く、Kayakalp(カヤカルプ=古きから新しきへの生まれ変わり)という観念と深く関わっている。つまり、“未来を見据え、過去に敬意を”という教えだ。
「インドへの道は、それは私たちが聞き覚えのある物語であったり、私たちが学んだ古来の技術や伝統工芸であったり、 私たちが感じるスピリチュアルな文化であったりするのです。そのような感性を、デザインソースとしてコレクションに入れ込みました」(リーバイス® デザイン グローバル・バイスプレジデント ジョナサン・カービー)
トップスもラインナップが充実。シャンブレー、ウエスタン、スウェット、そして、トラッカージャケットなど、時代や流行に流されることのない心地良さを感じさせるシンプルなデザインが並ぶ。カウボーイスピリッツを感じさせるウエスタンモデルや、ビンテージ感を大切にしたアメリカンワークシャツ、クラシカルなワンポケットシャツなどを無地やチェック柄などで提案。さまざまなシーンに対応できるジーンズスタイルを展示会場でモデルが着こなして見せていた(トラッカージャケット1万2600円、ウエスタンシャツ6300円、ワークシャツ6300円、ワンポケットシャツ6300円、クルースウェット6300円など)。
レディスコレクションでは女性らしさを全面に打ち出した、英国の伝統を受け継ぐリバティプリントとのコラボレーション企画をトップスなど中心に13型、カプセルコレクションとして提案。濃紺のデニムに独特の花柄が映えるコントラストはフェミニンでエイジレス。新たな試みとして注目されそうだ。2013年4月から販売する(トラッカーウィズヴェスト2万5200円、ウエスタンシャツ1万6300円、ロングドレス2万1000円、タンクドレス1万8900円、ビスチェトップ1万2600円、ショートパンツ1万500円など)。
ジーンズでは、1981年に誕生したレディスの原点、「501®」の一方で、新しいボーイフレンド スキニーを提案。ゆったりした腰回りはそのままに、ひざから裾にかけて、よりスキニーに仕上げたシルエットが特徴的。リンスカラーからリアルな加工の定番シーンズ、ブラックデニムと鮮やかなピンクカラーも加わり、豊富なバリエーションを展開している(定番ジーンズ1万2600円、1万500円、ブラックデニム1万500円、カラーデニム1万500円)。
また、同社のサスティナビリティの概念に基づく取り組みである、「8本のペットボトルから生まれる、1本のジーンズ」を展示。品質や着心地、ファッション性をあきらめることなく実現したWASTE<LESSというラインアップだ。1本のジーンズあたり、最低でも20%以上のリサイクル品を使用した本ラインは今季のコレクションを通して350万本以上のペットボトルを使用しているという。ファブリックはペットボトルなどをリサイクルしたCONE社デニムを採用している(Gジャン1万2600円、ジーンズ1万2600円)。
(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)