エイジング世代の下着「キレイラボ」の新シリーズを発売
グンゼ株式会社

update: 2012/06/29

グンゼ
アパレルカンパニー・インナーウェア事業本部・商品ＭＤ部
レディス担当部長の後藤直子さん

グンゼ株式会社は、エイジング世代の悩みや不満を軽減する下着ブランド「ＫＩＲＥＩＬＡＢＯ（キレイラボ）」の新シリーズ「KIREILABOコンサルティングライン」を6月21日より販売している。

「KIREILABO」とは、身体に負担をかけず、年齢にふさわしい美しさを目指し、“服装解剖学”の第一人者である文化服装学院の伊藤由美子教授との共同開発で生まれたエイジング世代向けの下着ブランドで、2010年秋冬シーズンから全国の量販店で発売し、好評を得てきた。

そもそもエイジング世代とは40代後半～50代の女性のたちを指し、その70％が仕事についている。いわゆる活動的で、ファッションに対しても意欲的、つねに「若々しくいたい」という意識も強い。ただ、更年期を迎え女性ホルモンの変化と共に体型や体質が大きく変化する時期でもある。つまり、若い時と同じような下着では違和感や不具合を生じながら我慢してしまったり、肌の弾力性や張りが衰えることによって締め付けの跡が残ったり、食い込みによる段差ができたりということに悩む女性が少なくないという。

「KIREILABOコンサルティングライン」の特徴は、エイジングとともに柔らかく、刺激を感じやすくなる“肌”に着目し、細いラインやベルトによる部分的な締め付けをなくし、太いベルトや柔らかい素材で気になる段差を軽減し、キレイなシルエットを作り出している点だ。そして今回は着心地や機能性に加え、スイスでデザインされた高級レースなどを使用してデザイン性を高め、全国の百貨店、量販店で展開している。

「エイジング世代の女性に何が起きているのか？」
（ＫＩＲＥＩＬＡＢＯのコンセプトプレゼンテーションより）を説くグンゼ
アパレルカンパニー・インナーウェア事業本部・商品ＭＤ部の清水敦子さん

「KIREILABOコンサルティングライン」のブラジャーは「やさしさ感じるブラ」「ホールドサポートブラ」「優れブラ」の3タイプがあり、価格はいずれも、4515円と5040円。特徴は、4つ。①ブラジャーの背中ベルト部分は、「上辺折り返し仕様」で、締め付けず、肌に食い込まないので段差がつきにくい。さらに綿混なので肌にやさしい。②幅広の肩ひもで、肩にやさしくずれにくい。③幅の広い「脇高設計」でバストの横流れを防止してすっきり見せる。④カップの肌側は綿100％で肌にやさしい。

もうひとつ、「KIREILABOコンサルティングライン」のガードルは「ベリーコンシャスパンツショートガードル」（3675円、3990円）、「ベリーコンシャスパンツロングガードル」（4200円、4515円）、「3パワーコンシャスパンツロングガードル」（4200円、4515円）の3タイプがある。特徴は、3つ。①ウエストに食い込みにくい折り返し仕様。②段差のできにくい「寛骨（腰骨）」部分に切り替えをつけ、腹まわりの締め付けを軽減。③フロント部分の裏打ちで、下腹部サポート。

服装解剖学の見地から三次元計測データに基づく、女性の体型に関する論文を発表している文化服装学院　文化・服装形態機能研究所所長の伊藤由美子教授は、「ＫＩＲＥＩＬＡＢＯ」の開発当初から関わり、製品を監修。「エイジング世代の下着設計で大切なのは、締め付けないこと。やさしく包み込むようにしてあげれば、身体はきれいな形に整います。というのも、この世代は脂肪がたまりやすく、ウエストが太くなるといった変化が起きます。だからといって締め付けると体調を崩したり、健康に悪影響が出たり、ということもあります。ＫＩＲＥＩＬＡＢＯは締め付けないのが基本。適度なフィット感で体型をやさしくサポートしながら包み込むように全身を整えます。これが一度着ると手放せなくなる着心地の良さを生み出しています」と語った。

（有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子）

「ＫＩＲＥＩＬＡＢＯ」の着用後（中央）。脇や背中がきれいなラインを描いている

50代体型の模型

「逆らわない！エイジングマネジメント時代の到来！」と題したスペシャルトークショー。
文化服装学院　文化・服装形態機能研究所所長伊藤由美子教授（右）×ウォーキングインストラクター／モデル鷹松香奈子さん（左）
「ＫＩＲＥＩＬＡＢＯ」の着用前（中央）。脇や背中で段差ができている。