メンズでジャージデニム提案
ビショップ「ケレン」2012秋冬企画
update: 2012/06/27
ビショップ(本社・大阪市西区)のカジュアルブランド「ケレン」はメンズラインの2012秋冬企画で、「トラッドグラデーション」をキーワードに伝統的なダッフルコートやPコート、マウンテンパーカ、ミリタリージャケットなどをモチーフとしながら赤やマスタードイエローなどの明るいポップな色遣いで現代的な見せ方を打ち出す。
また昨今注目を集めるジャージデニムを使ってペインターパンツ、パーカ、プルオーバーの3型を提案する。昨年秋から各社のブランドでジャージデニムの提案が始まったが、着実に裾野が広がっている印象がある。
一方、同ブランドのレディースはワッシャーによるシワ加工を施した生地を使用したワンピースやアウターなどを目玉に据える。ウール混や麻混などナチュラルな表面感のある生地を重視し、そこにシワ加工を施すことで一層ナチュラル感を引き立たせる。ボトムスでは太畝コーデュロイのショートパンツを提案する。近年、全カジュアルブランドは共通して細畝コーデュロイを重点的に使用してきたが、同ブランドは懐かしい表情のある太畝コーデュロイを使用することで他ブランドとの差別化を図る。
(ファッションライター 南充浩)