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店頭レポート
大阪・梅田「ルクア」の年末年始商戦
前年同期比を上回る推移に

update: 2017/01/16

1年目の開業景気を上回った 年末年始商戦

1年目の開業景気を上回った
年末年始商戦

大阪・梅田の複合商業施設「ルクア」の年末年始商戦は、前年同期比を上回る推移になった。12月度は前年同期比で104.9%、年初の初売り──1月2日は同104%といずれも堅調な推移だった。その後、1週間のセール期間も前年同期比を上回ったという。

12月のプレセールも堅調

一昨年(2015年)春に開業した後は、オープン景気に下支えされて好調な推移だったが、2年目に突入した昨春からは売り上げが前年比を下回っていた。4-5月ごろは前年同期比で80%台だったが、6月以降は90%台にまで回復するなど、オープン景気の影響が徐々に薄れつつある傾向になっていた。昨年12月度から前年同期比をクリアし始め、ようやく落ち着いた施設運営になりつつある。

12月に始まったプレセールの売上推移も堅調だった。プレセールを実施したテナントでは、着実に顧客を取り込んでいたとみられる。年明けのセールも滑り出しが順調で、初日の2日は104%と堅調だった。その後の1週間も前年同期比を上回っている。

ただし、オープン景気による2年目の反動は織り込み済みだった。どの時点で前年並みの売上推移に乗せていくかが焦点だった。4月からの累計(12月まで)は95.3%と前年実績に届いていないが、手応えを感じている。

今後は1月末にリニューアル、今秋から来春にかけては地階の大規模改装を控えている。売り上げの実数は下がることが予想されるが、その前に前年をクリアできた点を評価している。

今秋をめどに地下1階のシューズ・アクセサリー売り場を全面改装するほか、来春にかけては地下2階の食品売り場(伊勢丹のいわゆる“デパ地下”)を、食物販および“イート・イン”も絡めた新しいコンセプトの食品フロアに模様替えする計画だ。好調な「バルチカ」を拡大・強化することを主軸に、百貨店「isetan」と専門店を融合させた新しい売り場を展開する。

(樋口尚平)

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