都心ならでは集客力が注目される、

ヴィーナスフォートのアウトレットゾーン

東京・お台場のヴィーナスフォートに昨年12月11日、リニューアルオープンしたアウトレットゾーン（3階）が順調だ。年末の来館者数においても前年を大幅に上回る好結果となった。都心では初と言われるアウトレットだけあって話題を集めているが、人気ブランドの出店が集客力に拍車をかけているのも事実。

「66days ユナイテッドアローズ」や「アルマーニファクトリーストア」、「リーバイス®アウトレット」、「ダズリン」、「マウジーバックストック」などセレクトショップをはじめ、インポートやマルキュー系ブランド、また、靴、バッグなどの雑貨ブランドやインテリアも充実。多彩な顔ぶれがヤングからOL、ファミリー層まで取り込めるショップ構成になっている。なかでも、リーバイスのショップはヤングからアダルトまで幅広い層が足を止めて商品と価格をチェック。安価なジーンズ（2900円～）の周りは人だかりができていた。

ユナイテッドアローズは1ヵ月の賃貸契約を期間延長し、継続出店を決めているし、新店ではララプランが全ブランドを揃えるアウトレットショップを期間限定で開業するという。オープンから1ヵ月が経過しても勢いは衰えていないばかりか、2階や1階のプロパーショップが相乗効果で売上が伸ばしているというヴィーナスフォート。実際、買い回りをしている客も少なくないようだ。好調をいかに維持していくか、都心型アウトレットの成否とともに注目度は増している。

（有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子）