展示会レポート
日登美、2016年春夏展
新ブランド「IMPETUS」をスタート
update: 2015/11/04
日登美(大阪)は2016年春夏シーズンから、ホームウエアの新ブランド「IMPETUS」(インぺタス)をスタートする。ポルトガル発のカットソー素材を中心にしたホームウエアブランドで、こだわりを持つ男性客をターゲットにする。
こだわりを持つ男性客がターゲット
1973年創業のインぺタス社が展開する「IMPETUS」は、ポルトガルのAPULIA(アプーリア)市に拠点を置くファクトリーブランドで、1990年に同社が立ち上げた。自社工場を持ち、OEM生産がルーツだ。現在では700人の従業員を抱え、年間売上高は67億円に達する。現在も売り上げの半分はOEM生産で占めており、欧米の著名ブランドの製品を手掛けている。
展開アイテムは、カットソー素材を中心にしたホームウエア類。ファッション性や素材感、高品質などが特徴だ。ポルトガルの自社工場で生産される“インポート”製品である。「自分の物は自分で選ぶ」こだわりを持つ男性客を対象にする。主な販路は百貨店で、上代価格は9,000-1万2,000円の予定。
同ブランドの主要な販路は、フランス・ギャラリーラファイエット(75店舗)や、スペインやポルトガル・エルコルテイングレス(94店舗)などの百貨店。そのほか、北欧やカナダ、米国、ロシア、アジア圏などへも販売している。
「DKNY」をライセンス展開していたが、契約が終了。新しいブランド展開を模索していた。当面は百貨店主体に10店舗程度、20品番前後を展開する計画だ。
(樋口尚平)