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インディテックス社、2021年1月期 本決算
コロナ禍が響き、減収減益に

INDITEXの2021年1月期は減収減益。 オンラインビジネスが健闘した (画像は説明資料から抜粋)

INDITEXの2021年1月期は減収減益。
オンラインビジネスが健闘した
(画像は説明資料から抜粋)

「Zara」や「Bershka」などカジュアルアパレルを展開するINDITEX(インディテックス)社の2021年1月期連結決算はコロナ禍が響き、減収減益に至った。主力業態の「ZARA」(ザラ)の苦戦が大きく影響した。一方、オンライン販売は77%増と大きく成長した。

主力の「ZARA」業態が苦戦

INDITEX、2021年1月期] ]財務数値一覧(表1)

INDITEX、2021年1月期] ]財務数値一覧(表1)

連結の売上収益は、204億200万ユーロ(約2兆5,910億5,400万円、1ユーロ=127円で換算)、27.9%減。売上総利益率(粗利率)は55.8%(0.1ポイント減)でほぼ前年並みだった。販管費率が増加したこともあり、営業利益(EBIT=税引前利払前利益)は15億700万ユーロ(約1,913億8,900万円、同)、68.4%減と大幅な減益に至った。

EBITDA(税引前利払前減価償却前利益)は45億5,200万ユーロ(約5,781億400万円、同)、40.1%減。税引前利益(EBIT)は14億100万ユーロ(約1,779億2,700万円、同)、70.1%減となった。当期純利益は11億600万ユーロ(約1,404億6,200万円、同)、69.6%減だった(表1を参照)。

INDITEX、2021年1月期 業態別売上高(表2)

INDITEX、2021年1月期
業態別売上高(表2)


業態別の売上高では、主力の「ZARA」(ZARA HOMEを含む)が141億2,900万ユーロ(約1兆7,943億8,300万円、同)、27.8%減と苦戦した。PBT(税引前利益)も9億7,100万ユーロ(約1,233億1,700万円、同)、71.2%減と大幅な減益となった。「Bershka」(ベルシュカ)は売上高17億7,200万ユーロ(約2,250億4,400万円、同)、25.7%減。「Stradivarius」(ストラデバリウス)は同12億8,300万ユーロ(約1,629億4,100万円、同)、26.7%減だった(表2を参照)。

オンライン販売が77%増と健闘

販路別では、オンライン販売が66億ユーロ(約8,382億円、同)、77%増と大きく成長した。連結売上の約32%を占めるまでに拡大した。コロナ禍で閉鎖を余儀なくされたリアル店舗の売上減を補った。

かねて取り組んできたRFID(タグ管理システム)とSINT (single inventory=単一在庫)のプログラムを全社規模で導入を完了した。SINTはオンライン販売において、12億ユーロ(約1,524億円、同)の貢献があったという。

期末の店舗数は6,829店(640減。フランチャイズ含む) 。「Franchised」(フランチャイズ店)は1,093店(19減)。主力業態の「Zara」は、2,025店(117減)、「Zara Kids」が93店(35減)、「Zara Home」が535店(61減)。「Bershka」が1,005店(102減)、「Stradivarius」が936店(70減)。リアル店舗は全業態で軒並み減少した。日本市場における期末の店舗数は133店。うち「Zara」が92店と主力だ。「Zara Home」が18店、「Bershka」が18店、「Stradivarius」が5店の構成である。

新年度(2022年1月期)に入っても、オンライン販売が引き続き好調だという。3月8日の時点で、15%の店舗が閉鎖されているが、4月12日までには全店舗がオープンする見通しだ。                                    

(樋口尚平)

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