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グンゼ、2020年3月期 第2四半期 連結決算
主力事業が堅調で増収、為替の影響もあり減益に

決算会見に臨む 廣地厚代表取締役社長

決算会見に臨む
廣地厚代表取締役社長

インナーメーカー、グンゼの2020年3月期第2四半期(4-9月)の連結決算は、「機能ソリューション」や「アパレル」など主力事業が堅調で増収を達成したが、為替差損が発生した影響もあり減益に至った。「アパレル」ビジネスはインナー関連が健闘し、微増収増益となった。

インナー関連の新製品が健闘を見せる

2020年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2020年3月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

連結の売上高は710億2,700万円(3.6%増)と増収を達成した。「機能ソリューション」ビジネスが282億5,300万円(8.6%増)と増収したほか、「アパレル」も356億8,800万円(0.8%増)と微増収だった。販管費率が25.4%(0.9ポイント増)と増えたものの、「アパレル」の収益性の改善などもあり、売上総利益率(粗利率)が30.0%(0.8ポイント増)と改善した。その結果、営業利益が32億9,000万円(1.0%増)と微増益を達成した。

経常利益は、為替差損1億1,700万円を計上した影響で、33億5,500万円(8.3%減)と減益に至った。四半期利益も同様の影響を受けたほか、前期に計上した固定資産売却益6億4,600万円の減少分もあり、21億5,900万円(15.2%減)で減益となった(表1を参照)。

2020年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

2020年3月期 第2四半期
部門別売上高(表2)


「アパレル」部門の売り上げの内訳は、インナー関連が195億円(2%増)、レッグ関連が98億円(前年並み)で、計293億円(1%増)。メンズインナーの新製品「エアーズ」が引き続き好調だったほか、Tシャツ専用インナー「インティー」も健闘した。また、「アディダス」や「ライザップ」など、スポーツカテゴリーの商材も健闘を見せた。その半面、「快適工房」などベーシック肌着やパジャマが伸び悩んだ。ミシン糸など繊維資材も苦戦傾向だった。「ベーシック肌着やパジャマの落ち込みを、新しいインナーの商品群でカバーした形」(廣地厚 代表取締役社長)だ。そのほか、レディスでは、「キレイラボ」の新製品に動きがあったほか、レッグではレギンスが堅調だった。

アパレル、消費増税前の駆け込み効果も

また「アパレル」では、10月からの消費増税の影響による駆け込み需要が約3億円程度見られたという。この駆け込み購買も業績を押し上げた一因となった。通期では、販促に力を入れて、計画通りの業績を達成する目標を立てている。「アパレル」の通期見通しは、売上高733億円(1.0%増)、営業利益30億円(19.7%増)。

財務面は安定している。子会社3社を新規に連結対象にしたため、期末の棚卸資産(在庫)が334億円(23億円増)とやや増加しているが、商品回転率は変わっていない。アパレルの在庫も例年通りの水準。流動性指標も、若干の増減はあるが、安定している。通期の業績見通しに変更はない。連結売上高1,470億円(4.5%増)、営業利益70億円(4.6%増)、経常利益68億円(4.9%減)、当期純利益43億円(5.2%増)を計画している。

(樋口尚平)

グンゼ、2020年3月期 第2四半期 連結決算 主力事業が堅調で増収、為替の影響もあり減益に

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