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ギャップ社、2020年1月期 第2四半期
全地域でマイナス成長、減収減益に

2020年1月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2020年1月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

The Gap,Inc.(ギャップ社)の2020年1月期の第2四半期(2-7月)連結決算は、「Gap」(ギャップ)業態が落ち込んだほか、全地域で減収となった影響で、減収減益の結果となった。主力の「Old Navy」(オールドネービー)はほぼ前年並みだった。「Banana Republic」(バナナリパブリック)は堅調な推移だった。

アジア地域も苦戦傾向に

連結売上収益は、77億1,100万米ドル(約8,250億7,700万円、1米ドル=107円で換算)、2.0%減の減収に至った。売上高総利益率(粗利率)が37.6%(1.2ポイント減)と低下した。販管費率は29.9%(0.9ポイント減)と減少したが、粗利の減少分をカバーするに至らなかった。

営業利益は5億9,800万米ドル(約639億8,600万円、同)、4.6%減の減益。税引前利益は5億7,300万米ドル(約613億1,100万円、同)、5.6%減。四半期利益は3億9,500万米ドル(約422億6,500万円、同)、14.3%減の減益に至った(表1を参照)。

地域別の売上高では、主力の「U.S.」(米国、プエルトリコ、グアム)が63億2,200万米ドル(約6,764億5,400万円、同)、0.3%減と伸び悩んだ。「Canada」(カナダ)は5億3,100万米ドル(約568億1,700万円、同)、4.8%減と苦戦した。

日本を含む「Asia」(アジア)地域は、5億400万米ドル(約539億2,800万円、同)、13.6%減と2ケタの減収。「Europe」(欧州)は、2億5,900万米ドル(約277億1,300万円、同)、9.8%減と苦戦傾向だった(表2を参照)。

「Gap」の不振が足を引っ張る

2020年1月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

2020年1月期 第2四半期
部門別売上高(表2)

業態別の売上高では、主力になった「Old Navy」が37億7,100万米ドル(約4,034億9,700万円、同)、0.9%増とほぼ前年並みの推移。「Gap」は21億3,800万米ドル(約2,287億6,600万円、同)、12.0%減と2ケタの減収となった。もう1つの柱、「Banana Republic」は、11億8,400万米ドル(約1,266億8,800万円、同)、1.4%増と堅調に推移した(表2を参照)。

財務面は、大きな変化が見られる。会計基準の変更により、今期から「Operating lease assets」(リース資産)を計上することが義務化された。そのため、総資産額が大幅に増加している。その影響で、自己資本比率が相対的に低下した。商品回転率は4.3で微減。交差比率は、粗利率も低下したことで減少した。有利子負債の額は変わらず、自己資本が微増したことで、D/Eレシオがやや改善している。

期末の店舗数は、3,356店(81増、59減。うちフランチャイズが521──66増、17減)。業態別では、「Old Navy」が1,183店(30増、1減)。「Gap」が1,226店(33増、49減)。「Banana Republic」が601店(8増、8減)。

(樋口尚平)

ギャップ社、2020年1月期 第2四半期 全地域でマイナス成長、減収減益に

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