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ライトオン、2019年8月期 第2四半期
SC店舗が不振、減収・損失を計上

2019年8月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2019年8月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

ライトオンの2019年8月期第2四半期の連結決算は、主力のショッピングセンター(SC)店舗が不振で、減収となった。売上総利益率(粗利率)も計画値に未達だったほか、販管費も増加したことで、営業損失を計上するに至った。主力商材の「ボトムス」類が伸び悩んだ。

苦戦の要因はMDコンセプトの不明瞭

決算期の変更途中のため、純然たる前年対比がない。前決算期の数値を「表1」に併記しているので参考にされたい。棚卸資産(在庫)の適正化は進んだが、販管費の増加などもあり、利益を確保するには至らなかった。

連結売上高は390億4,300万円。計画値の410億円を、4.8%下回った。粗利率は48.5%で、計画値の50.5%を2ポイント下回った。販管費率は49.6%で、計画値の48.1%を1.5ポイント上回った。その結果、営業損益が4億1,900万円の営業損失となった。経常段階では、3億3,600万円の経常損失を計上した。四半期損益は、約12億円の減損損失を計上した影響もあり、17億6,700万円の四半期損失を計上するに至った(表1を参照)。

売り上げが苦戦した要因は、全体の90%を占めるSC店舗の不振だと分析している。マーチャンダイジング(MD)のコンセプトが不明瞭だったと振り返り、商品の多様化や同業他社との同質化および価格競争に巻き込まれたと見ている。

主力の「ボトムス」類が伸び悩む

2019年8月期 第2四半期 商品別売上高(表2

2019年8月期 第2四半期
商品別売上高(表2

商品別の売上高では、ジーンズなど主力の「ボトムス」類が123億3,900万円(2.2%減)と伸び悩んだ。「カットソー・ニット」は117億4,200万円(0.5%増)とほぼ前年並みだった。「シャツ・アウター」は80億4,600万円(2.8%減)と苦戦した(表2を参照)。

期末の店舗数は、「ライトオン」が475店(出8、退31)、「ノーティードッグ」が18店(出1、退13)、「バックナンバー」が2店(退1)、「バックナンバーキッズ」が0店(退1)。海外店舗は2店(退1)となった。

今後は、在庫の適正化を継続すると共に、「バックナンバー」を基軸ブランドに育てていく計画だ。自社ブランドを軸に、“アメリカンカジュアルスタイル”を網羅したナショナルブランド群を展開し、収益性の向上を図る。また、ECビジネスを成長戦略の中核として強化する。すでに「ゾゾタウン」など外部ECサイトから撤退しており、今後は自社サイトを拡充していく計画だ。

通期の業績見通しは、連結売上高770億円(0.3%増)、営業利益1億円(91.7%減)、経常利益1億円(90.4%減)。期初の見通し──売上高800億円、営業利益20億円、経常利益20億円──を下方修正している。                                  

          

(樋口尚平)

ライトオン、2019年8月期 第2四半期 SC店舗が不振、減収・損失を計上

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