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PRADA spa、2018年12月期 連結決算
増収、利益率が低下し減益に

2018年12月期 財務数値一覧(表1)

2018年12月期
財務数値一覧(表1)

PRADA spa(プラダ社)の2018年12月期連結決算は、増収減益となった。前期から決算期を1月期から12月期に変更したため、純然たる比較数値がない。当期の損益計算書(P/L)の増減推移は、前年度の2017年1-12月の12カ月間の実績と比較している。主力の「Prada」(プラダ)ブランドが健闘したほか、欧州やアジア・太平洋の業績が堅調だった。

主力ブランドの「Prada」が堅調な推移

PRADA spaは2017年5月、決算期を従来の1月期から12月期へと変更する旨を決議した。そのため、2017年度(2017年12月期)は2-12月の11カ月間の変則決算となった。当期(2018年12月期)は12カ月決算である。同社は決算数値の比較を分かりやすくするため、別途、当期の12カ月間に合わせた2017年12月期の「組み替え損益計算書(P/L)」=「Pro-Forma Statement of Profit or Loss」を作成している。表1にまとめて列挙しているので、参考にされたい。

連結売上収益は、31億4,200万ユーロ(約3,927億5,000万円、1ユーロ=125円で換算)、2.8%増となった。地域では「Europe」(欧州)及び「Asia Pacific」(アジア・太平洋)が堅調。ブランドでは、主力の「Prada」(プラダ)が健闘した。売上総利益率(粗利率)は72.0%(1.5ポイント減)。販管費率が増加したこともあり、EBIT(利払前税引前利益。営業利益に相当)は3億2,300万ユーロ(約403億7,500万円、同)、10.3%減と2ケタの減益に至った。

税引前利益は、3億200万ユーロ(約377億5,000万円、同)、14.7%減と2ケタの減益。当期純利益も、2億500万ユーロ(約256億2,500万円、同)、17.3%減と2ケタの減益に至った(表1を参照)。

「日本」市場は4.0%増と健闘

2018年12月期 地域別・ブランド別・商品別売上高(表2)

2018年12月期
地域別・ブランド別・商品別売上高(表2)

地域別の売上高では、主力の「Europe」が11億8,800万ユーロ(約1,485億円、同)、1.6%増と堅調な推移だった。「Americas」(米州)は、4億2,600万ユーロ(約532億5,000万円、同)、1.3%減と苦戦した。「Asia Pacific」は、10億3,500万ユーロ(約1,293億7,500万円、同)、6.4%増と堅調な推移だった。「Japan」(日本)市場は、3億5,000万ユーロ(約437億5,000万円、同)、4.0%増と健闘した(表2を参照)。

ブランド別の売上高では、主力ブランドの「Prada」が25億5,800万ユーロ(約3,197億5,000万円、同)、3.9%増と堅調な推移。「Miu Miu」(ミュウミュウ)は4億5,300万ユーロ(約566億2,500万円、同)、1.3%減と苦戦した。「Church’s」(チャーチ)は6,900万ユーロ(約86億2,500万円、同)、2.7%減と伸び悩んだ。

商品別の売上高では、「Leather goods」(皮革製品)が17億5,600万ユーロ(約2,195億円、同)、3.1%増と堅調な推移だった。「Footwear」(シューズ)が6億1,600万ユーロ(約770億円、同)、1.3%減と苦戦した。「Clothing」(衣類)は6億6,600万ユーロ(約832億5,000万円、同)、6.8%増と好調に推移した(表2を参照)。

(樋口尚平)

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