フジボウアパレル、「B.V.D」2019年秋冬展
「B.V.D. BODY GEAR」の統一ブランドで展開
update: 2019/03/11
《展示会レポート》
フジボウアパレルが手掛けるインナーブランド「B.V.D」は2019年秋冬シーズンにおいて、19年春夏に引き続き、メンズ・レディス共に「B.V.D. BODY GEAR」の統一名称で再度、展開を図る。インナーの着心地や機能面の提案を重視する目的がある。
着心地や機能面の提案を重視
暖冬傾向の強かった2018年秋冬シーズンは、厳しい商況だったというが、利益は確保できる見通しのようだ。年間定番アイテムと、シーズン向け商材をバランス良く配置し、顧客とチャネルの開拓を進めている。
メンズの主力商材「B.V.D.」のアンダーウエアでは、墨絵画家の茂本ヒデキチ氏の墨絵を採用した新しいビジュアルを使用し、新しいイメージを発信する。以前はECサイト限定のビジュアルだったが、店頭売りへも展開を拡大する。機能面では、オプティマ社の「ドライコンフォート®」素材を採用。綿ライクな肌触りで、吸水速乾機能を併せ持っている点が特長だ(ポリエステル85%、綿15%)。
そのほか、高強度ナイロン素材「コーデュラ®」を使用したアンダーウエア(コーデュラ60%、ナイロン35%、ポリウレタン5%)を企画・提案した。メンズのアンダーウエア分野では、同社のみの展開だ。上代は1,500円と廉価な設定に抑えられている。
レディスの「B.V.D.」では、新しいブラジャー「進化した立体ブラ」を提案した。胸元の“Y字”のサポート生地が特徴で、モールドタイプのフィット感に加え、より縫製個所を無くしシームレスに仕上げている。フィット感や着心地がより向上したモデルだ。
また、活動的なレディスのシニア層を意識したインなウエア「エナジーフィット」も新たに企画・提案した。ショーツでは“深穿き”タイプに仕上げて、着用時のフィット感を向上さて、ストレスを軽減している。ブラジャーは背中部分が“クロス”仕様で、着脱しやすくした。レギンスでは、ヒザの部分にサポーター機能を持つ生地を配し、歩きやすくした。全体的に、感度はヤングマインドに仕上げている。
(樋口尚平)