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ギャップ社、2019年1月期 第3四半期決算
増収するも、経費増で減益に

update: 2018/12/25

2019年1月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

2019年1月期 第3四半期
財務数値一覧(表1)

ギャップ社(THE GAP INC.,)の2019年1月期第3四半期(2-10月)の連結決算は、増収するも、経費増で減益に至った。引き続き、「OLD NAVY」(オールドネービー)業態がけん引役になったようだ。出店は順調に進んでおり、期末の店舗数は3,688店(94増)と増加した。

「OLD NAVY」がけん引役に

連結の売上収益は、119億5,700万米ドル(約1兆3,391億8,400万円、1米ドル=112円で換算)、7.9%増と堅調に推移した。売上高総利益率(粗利率)は39.1%(0.2ポイント増)と微増した。販管費率が30.8%(1.7ポイント増)と増加したこともあり、営業利益は9億9,000万米ドル(約1,108億8,000万円、同)、8.6%減と減益に至った。

2019年1月期 第3四半期 店舗数一覧(表2)

2019年1月期 第3四半期
店舗数一覧(表2)

税引前利益は、9億5,700万米ドル(約1,071億8,400万円、同)、8.1%減と減益となった。四半期純利益は、法人税額が減少した関係で、7億2,700万米ドル(約814億2,400万円、同)、13.1%増と増益に至った(表1を参照)。

業態別では、「OLD NAVY」(オールドネービー)が引き続き、堅調な推移だった。「GAP」(ギャップ)及び「BANANA REPUBLIC」(バナナリパブリック)は低調な推移だった。「ONLINE SALES」(Eコマースの売上高)は引き続き好調で、通期ではおよそ5億米ドル増の35億米ドル(約3,920億円、同)にまで拡大する見通しだ。

期末の店舗数は、直営店が3,218店(53増)、フランチャイズが470店(41増)で、計3,688店(94増)。出店は86店、退店は24店(直営店とフランチャイズの合算)だった(表2を参照)。

通期の業績では、連結売上収益はほぼ横ばいの見通しだ。直営店は約25店の出店を計画している。

(樋口尚平)

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