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主要上場アパレル縫製機器メーカー4社、2018年度 第2四半期まとめ
各社で収益性に差が表れる

2018年度 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2018年度 第2四半期
財務数値一覧(表1)

主要上場アパレル縫製機器メーカー4社の2018年度の第2四半期決算をまとめた。海外ビジネスにおいて、難しいかじ取りを強いられた企業が多く、利益の確定に苦労した傾向が強かった。増収・増益を達成したのはペガサスミシン製造の1社。他社は収益が伸び悩んだ。

島精機製作所は主力の「横編機」が苦戦

対象企業は島精機製作所、ペガサスミシン製造、JUKI、ブラザー工業の4社(順不同)。JUKIのみ12月期のため、今年6月末時点の上期決算の数値を参考にした。他の3社は3月期決算だ。また、ブラザー工業のみ国際会計基準(IFRS)を適用している。ほかの3社は日本会計基準である(表1を参照)。

島精機製作所の2019年3月期第2四半期は、バングラデシュなどの海外ビジネスが苦戦したことなどから、減収減益となった。主力の「横編機」が売上高219億3,300万円(25.8%減)で、2ケタの減収と苦戦した。一方、“オンデマンド”(個別対応)の需要が増加したこともあり、「ホールガーメント®」は好調に推移した。期中の販売台数は820台(前期422台)と好調な推移だった。

ペガサスミシン製造の2019年3月期第2四半期は、主力の「工業用ミシン」が売上高86億5,800万円(24.3%増)と2ケタの増収を達成した。営業利益も19億2,000万円(12.6%増)で、2ケタの増益だった。「ダイカスト部品」は同13億9,300万円(6.2%増)と堅調な推移だった。

ブラザー工業は「工業用ミシン」が健闘

2018年度 第2四半期 セグメント別売上高(表2)

2018年度 第2四半期
セグメント別売上高(表2)

ブラザー工業は売上収益が3,436億8,900万円(0.8%減)と微減収で、伸び悩んだ。営業利益は380億3,100万円(21.5%増)と2ケタの増益。「為替予約の評価損益」が大幅に改善したことで、営業段階における2ケタの増益に寄与した。「マシナリー事業」全体では、売上収益593億円(6.6%減)と苦戦したが、「工業用ミシン」が同162億円(16.0%増)と健闘した。

JUKIの2018年12月期第2四半期(1-6月)は、「縫製・産業機器&システム」が売上高347億6,900万円(6.8%増)と堅調に推移したことで増収を達成した。利益面では、為替の影響もあり、減益に至った。「縫製・産業機器&システム」の経常利益も20億6,200万円(28.0%減)と減益となった。市場開拓のための投資、人民元高(5億円のマイナス)が影響したようだ(表2を参照)。

(樋口尚平)

主要上場アパレル縫製機器メーカー4社、2018年度 第2四半期まとめ 各社で収益性に差が表れる

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