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ワコールホールディングス、2019年3月期 第2四半期 連結決算
国内が低迷し減収、有価証券の評価益計上で増益に

2019年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2019年3月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

ワコールホールディングスの2019年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、国内ビジネスが低迷した影響もあり、減収に至った。利益面では、会計方針の変更により有価証券の評価益を計上したことで増益となった。

ノンワイヤーブラ「ブラジェニック」が健闘

連結売上高は、1,018億円(0.2%減)とほぼ前年同期比並みだった。売上高総利益率(粗利率)は54.5%(0.7ポイント増)と微増したが、販管費率も微増した。前期に計上した「補償金収入」の約7億円が当期はない影響もあり、営業利益は89億円(5.4%減)で減益となった。税引前利益は、会計方針の影響で有価証券の評価益約56億円を計上したため、163億円(48.2%増)と大幅な増益となった(表1を参照)。

主力の国内ワコール事業は、売上高585億円(3.0%減)、営業利益49億円(5.3%減)の減収減益。当期から、卸事業の組織を改編。従来の「ワコールブランド事業本部」「チェーンストア事業本部」「ウエルネス事業部」を「卸売事業本部」に再編した。“連携強化と生産性の向上”が狙いだ。

その卸売事業本部の売上高は、天候不順などの影響もあり、433億円(4%減)と苦戦した。百貨店での高級ラインの苦戦、量販店の夏商戦の不振が影響した。その半面、「小売事業品部」が84億6,000万円(1%増)と堅調に推移した。直営店で横軸展開するノンワイヤーブラジャー「ブラジェニック」が堅調だった。上期の販売着数は38万枚で、前年同期比2倍の推移である。

海外ビジネスは堅調な推移

2019年3月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

2019年3月期 第2四半期
部門別売上高(表2)

ワコール事業の海外は、売上高288億円(3.9%増)、営業利益38億円(7.6%増)の増収増益で、健闘した。ワコールインターナショナル(米国)は減収減益。ワコールヨーロッパは増収増益だった。中国ワコールも増収増益となった。ピーチ・ジョン事業は、売上高54億円(1.6%減)、営業利益1億8,200万円(53.8%減)と苦戦した。

部門別売上高では、主力のインナーウエアが819億4,400万円(0.5%減)で微減収となった。主力商材の「ファンデーション・ランジェリー」が770億5,200万円(0.2%減)とほぼ横ばいの推移だった。「CW-X」などを含む「アウターウェア・スポーツウェア等」は81億8,100万円(11.9%減)と苦戦した(表2を参照)。

財務面は安定している。資本回転率は前期と同様。商品回転率が微増した。通期の業績見通しは変更していない。連結売上高2,000億円(2.2%増)、営業利益100億円(13.0%減)、税引前利益130億円(9.0%減)の増収減益を計画している。

(樋口尚平)

ワコールホールディングス、2019年3月期 第2四半期 連結決算 国内が低迷し減収、有価証券の評価益計上で増益に

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