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島精機製作所、2019年3月期 第2四半期 連結決算
バングラデシュなど海外が苦戦、減収減益に

島精機製作所、2019年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

島精機製作所、2019年3月期
第2四半期 財務数値一覧(表1)

島精機製作所の2019年3月期第2四半期(4-9月)連結決算は、バングラデシュなどの海外ビジネスが苦戦したことなどから、減収減益に至った。「ホールガーメント®」は好調に推移したが、主力の「横編機」が苦戦した。

来期は復調の計画

連結売上高は281億9,700万円(20.7%減)と2ケタの減収になった。売上高総利益率(粗利率)は48.2%(0.2ポイント増)と微増した。しかし、売り上げの大幅減の影響もあり、販管費率が32.8%(7.4ポイント増)と大幅に増加した。売り上げ減による相対的な増加とはいえ、収益性の低下に影響を及ぼした。

営業利益は43億4,300万円(46.1%減)で、主力の横編機の不振が影響した。中でも、新規事業として伸長していた“シューズアッパー”のニット生地の需要が、価格競争や競合企業の増加の影響を受けて苦戦した。特に利益面でマイナスの影響を受けた。

島精機製作所、2019年3月期 第2四半期 セグメント売上高(表2)

島精機製作所、2019年3月期
第2四半期 セグメント売上高(表2)

そのほか、増収を見込んでいたアジア地区において、バングラデシュの国内事情──政府の方針の転換などの影響を受け、当初計画よりも売り上げが低調に推移したことがマイナス要因となった。そのほか、新規ビジネスに該当するシューズのアッパーニーズ──スポーツシューズを主体としたニットのアッパー需要が苦戦したことが、減益に影響した。ミドルクラス以下のブランド需要が増えたことで、価格面における競合が発生したようだ。

また、オンデマンド(個別対応)需要の増加もあり、個別のニーズに対応しやすい「ホールガーメント®」の需要が順調に伸びた。期中の販売台数は820台(前期422台)と好調な推移だった。苦戦した横編機の中で健闘した。通期では、2,000台の出荷を計画している。

「横編機」全体の期中における販売台数は4,469台(前期8,120台)。前述の通り、アジア地域──中でも、バングラデシュの苦戦が影響し、減収減益要因となった。しかし、同国の内政面の事情による減収と言う面が強く、来期(2019年4月)以降は現在の状況が改善される見通しがあるため、中期的には業績が回復基調にあると分析している。

通期では、減収減益と下方修正している。しかし前述の通り、来期以降は商況の改善が見込まれるほか、2020年の東京オリンピックに関連したシューズのニットアッパー需要の活性化も期待できるため、中期的には期待の持てる見通しだ。

通期の業績見通しは、連結売上高580億円(19.3%減)、営業利益80億円(46.3%減)、経常利益82億円(47.2%減)。

(樋口尚平)

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