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コックス、2019年2月期 第2四半期 連結決算
既存店が苦戦し減収、損失を計上

2019年2月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2019年2月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

コックスの2019年2月期第2四半期(3-8月)の連結決算は、新店が健闘したものの既存店が苦戦し、減収となった。第1四半期(3-5月)の過剰在庫の早期処分(マークダウン販売)を進めた影響で売上高総利益率(粗利率)が悪化し、損失を計上するに至った。

粗利減の影響も足を引っ張る

2019年2月期 第2四半期 ブランド別・部門別売上高(表2)

2019年2月期 第2四半期
ブランド別・部門別売上高(表2)

連結売上高は99億3,400万円(1.2%減)。粗利率が51.1%(3.6ポイント減)と大幅に低下した影響が大きかった。販管費率も56.9%(0.6ぴイント増)と微増した。営業損益は、店頭の売上減に伴う粗利減が影響し、5億7,700万円の営業損失を計上するに至った。同様に経常損益も、4億5,800万円の経常損失となった(表1を参照)。

既存店ベースの売上高が前年に比べ、3億円の減収となった。新店・改装により4億円の増収を確保したが、閉店による影響で4億円の減収に至った。Eコマースは2億円の増収で、差し引きした売上高は1億円の減収となった。

業態別の売上高では、主力の1つ「ikka」が増収を達成したが、減益・赤字に至った。強化カテゴリーであるボトムスや新しい商材、キッズは前年比を上回った。「LBC」「VENCE」は共に減収・赤字計上と苦戦した。Eコマース向けの「notch.」は増収・黒字を確保し、好調に推移した。売り上げの回復を目指して、「LBC」ではジェンダーレスで使える雑貨の強化、「VENCE」では取引先や“インフルエンサー”を巻き込んだブランド開発に着手している。

Eコマースが健闘見せる

Eコマースの売上高は約7億400万円(29.9%増)、売り上げに占める比率は約7.1%(1.7ポイント増)と増加した(前年度の数値から算出)。中でも「notch.」は、78.4%増と好調な推移だった(表2を参照)。

下期では、既存店の立て直しに力を入れる。既存店で11億円、新店・改装で3億円、Eコマースで4億円、計18億円の増収を見込んでいる。閉店による5億円の減収を差し引いて、計13億円の増収計画だ。

9月以降は秋冬商材の粗利率が回復基調で、下期はまずまずのスタートを切ったようだ。品番数を前年の60%にまで絞り込み、重点的に販売する商品を明確にする。また、店舗間の格差をなくすことで営業力を強化し、アウターやボトムスなどの強化アイテムにおいて15.3%増と2ケタの増収を目指す。海外ビジネスでは、China事業が前年度下期に黒字化した。今上期では黒字幅が拡大している(営業利益で約50万元)。

通期の業績見通しは、連結売上高が207億5,000万円(3.5%増)、営業利益が2億円、経常利益が3億3,000万円。前期の損失計上から、黒字化を目指す。

(樋口尚平)

コックス、2019年2月期 第2四半期 連結決算 既存店が苦戦し減収、損失を計上

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