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オンワードホールディングス、2019年2月期 第2四半期 連結決算
店舗売上が苦戦し減収、先行投資もあり減益に

2019年2月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2019年2月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

オンワードホールディングスの2019年2月期第2四半期(3-8月)の連結決算は、店舗売上が苦戦したことなどの影響で減収となった。利益面では、先行投資もあり減益に至った。レディスを中心にアパレル関連の主力ブランドが伸び悩んだ。一方、ECビジネスは好調な推移だった。

ECビジネスが順調に成長見せる

連結売上高は1,138億6,400万円(1.3%減)。売上高総利益率(粗利率)は前年同期比と変わらず46.6%だったが、販管費率が若干、増加した。営業利益は「オンワード樫山」のリアル店舗の不振及び物流関連費用の増加、海外事業の減益、のれん償却などの影響で6億600万円(57.6%減)と減益となった。経常利益は営業外収益の計上などで13億4,200万円(37.6%減)となったが、減益の結果だった。

2019年2月期 第2四半期 部門別売上高(表2)

2019年2月期 第2四半期
部門別売上高(表2)

品目別売上高では、主力の「婦人服」が453億2,600万円(1.2%減)と苦戦した。「紳士服」は139億4,500万円(4.2%減)とやや下げ幅が大きくなった。主要ブランドの売上高は、主力のレディス「23区」が122億6,800万円(7.0%減)と苦戦した。レディス「組曲」も46億2,500万円(4.0%減)と苦しい推移だった。レディス「ICB」は39億100万円(2.0%増)と堅調だった。メンズの「五大陸」は25億1,100万円(2.0%減)と減収。「J.プレス」が43億2,600万円(1.0%増)、レディス「ポール・スミス」が21億2,100万円(2.0%増)と堅調だった(表2を参照)。

ECビジネスは売上高113億7,700万円(31.4%増)と好調な推移である。在庫の一元化、欠品の削減、顧客接点の強化などの施策が功を奏した。今年8月には、ECの倉庫を「習志野物流センター」に統合、さらに効率化を推し進めている。下期では、上期を上回る成長率を目指す。通期では、売上高275億700万円(35.7%増)を計画している。

オーダースーツ「カシヤマ ザ・スマートテーラー」が当初予測を上回る推移

海外事業は、売上高277億5,900万円(9.5%増)と増収を達成したが、営業損益が13億100万円の損失である。「欧州」「アジア」は増収を達成したが、黒字化に至っていない。通期では売上高576億7,000万円(3.2%増)と増収を計画するが、営業損失28億円を計上する見通し。黒字化が最優先事項である。

一方、オーダースーツを扱う「カシヤマ ザ・スマートテーラー」は売上高が36億円、販売着数が5万3,000着で、当初の予測を上回る推移。今期(2019年2月期)末までに、50拠点へ拡大する計画だ。

財務面は横ばい傾向。商品回転率が減少した影響で、交差比率が低下している(表1を参照)。期末へ向けて、有利子負債の削減、ROE(自己資本当期純利益率)の改善を進める。通期の業績見通しは、連結売上高が2,436億円(0.2%増)、営業利益が54億円(4.5%増)、経常利益が55億5,000万円(6.4%減)。

(樋口尚平)

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