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オンワードのセレクトショップ
「OPENING CEREMONY」が好調に推移

update: 2015/04/30

好調に推移する「オープニングセレモニー」 (写真は大阪店)

好調に推移する「オープニングセレモニー」
(写真は大阪店)

オンワードが手掛けるセレクトショップ「OPENING CEREMONY」(オープニングセレモニー)が好調に推移している。SNSを活用したブランド発信も効果的に作用し、幅広い年齢層から支持を集めているようだ。

希少性の高いブランドを提案

「OPENING CEREMONY」は2002年、米国・マンハッタンにオープニングセレモニー社が出店したセレクトショップ。日本ではオンワードが2009年から展開しており、現在は東京に4店舗(表参道、渋谷パルコ、LUMINE新宿店ルミネ2)、大阪に1店舗(ヌー茶屋町)を展開する。先日3月27日には、同日オープンした名古屋パルコの新館「midi」(ミディ)にも新店舗(2フロア)がオープンし、店舗数が計6店舗に拡大した。

顧客層は店舗間で多少異なるが、幅広い年齢のファッションに関心のあるエンドユーザーが訪れる。顧客比率の90%がレディスで、女性主体のイメージが強いというが、雑貨類も充実しているため、男性客の来店も一定数あるようだ。表参道店は比較的年齢が若く、大阪店は学生層からファミリー層までが訪れるという。

取り扱うブランドはハウスブランドの「OPENING CEREMONY」が中心だが、国内外の個性派、希少性の高い高感度ブランドも積極的に品揃えする。大阪店では来月5月14日まで、東京発のブランド「G.V.G.V.」(ジーヴィジーヴィ)のポップアップショップを限定展開するなど、トレンドやファッション情報の発信地としても意識している。

“らしさ”が表現できる立地に出店

大阪展では 「G.V.G.V.」ブランドを限定展開

大阪展では
「G.V.G.V.」ブランドを限定展開

昨年8月30日にオープンした大阪店は順調な推移だそうで、既存店と比べると服飾雑貨が支持されている。名古屋店も順調なスタート。同店は表通りから1本入った場所にある立地環境で、他店とは異なる切り口で仕上げている。

表参道店は路面店舗で、ルミネ店はショップインショップ。名古屋や表参道店などは多層階構造だが、大阪店はワンフロア展開のショップインショップ型である。各立地により、店舗の構造や展開が異なっている点も特徴だろう。

今後も同ブランドの“らしさ”が表現できる立地を選んで出店を続ける。フェイスブックやツイッターなど、SNSからの流入も増えているという。米国ではインスタグラムも展開する。販売は店頭のみで、e‐コマースは展開していない。SNSを活用し、実店舗への来店を促していくという。

(樋口尚平)

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