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グンゼ 児玉和 代表取締役社長
「従業員の行動で決まる企業の価値」

東大阪商工会議所の招きで 講演に臨むグンゼ、児玉社長

東大阪商工会議所の招きで
講演に臨むグンゼ、児玉社長

グンゼの児玉和社長が2月23日、東大阪商工会議所で「経営理念と事業継続 ~新規事業への取り組み~」と題して講演し、企業の価値は「従業員の行動で決まる」と語った。それに加え、「B/S(バランスシート)には出ていない、無形資産の充実を図るべきだ」と取り組み課題を指摘した。

「無形資産の充実」

東大阪商工会議所の依頼で実現した講演会。会社の沿革や経営理念、事業概要を述べた後、「事業継続のための経営基盤強化」と題し、持論を披露した。物があふれている現代では、「『いいものを作れば売れる』というプロダクトアウト型の発想では難しい」と語り、「顧客から選ばれる発想を持つべきだ」と強調した。

顧客の支持を得るには「品質の良さや信頼感、安心感など、プラスアルファのグンゼらしさが必要だ」という。そのプラスアルファの価値とは、「企業として提供できる総合価値で、それは従業員の行動で決まる」と語った。

ブランドや技術、人材、構成員の団結力など無形資産を充実することで、他社に真似されにくい商品を提供するべきだと語った。その一環がコーポレートブランドの再強化。“ここちよさ”を提供するというブランドコンセプトを策定し、使用ロゴも統一した。ブランド憲章を作り、その考え方を発信した。新しいブランド発信は社外だけでなく、社内でも自社ブランドの「グンゼ」に関心を持たせようという狙いもあった。

「気づきの大切さが必要」

「無形資産の充実が肝要」と語る 児玉社長

「無形資産の充実が肝要」と語る
児玉社長

無形資産の重要な構成要素である人材については、様々な施策を打っている。女性スタッフを積極登用しているほか、「CFA」(クロス・ファンクショナル・アプローチ)と題した社内横軸の交流により、新しい事業を創出していこうという取り組みにも力を入れている。

同社では常時、100人近い研究員が50近いテーマを持って日々、研究にいそしんでいるそうだが、研究そのものが目的化してしまい、「商品化にこぎつける意識が希薄ではないかと感じる。一定の段階で商品化する=結果を出す力に欠けている」(児玉社長)傾向が強いという。

必要なことは「気づきの大切さ」だと語る。「私見だが、①変化を感じ取る、②変化の原因を考える――現場に足を運び事実を知り、その理由を理解して、③自身の成長を確認することが重要」(同)だと指摘した。「仕事はチーム力が大切。恋愛に片思いはあるが、仕事に片思いはない。単なる人の集まりは“グループ”だが、目的を同じくする人の集まりは“チーム”だ。我々は最高のチームでありたい」と、今後の抱負を語った。

(樋口尚平)

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