カルツェドニア ジャパン
大阪・茶屋町にインナーブランド「intimissimi」の日本1号店をオープン
update: 2014/05/27
カルツェドニア ジャパン(東京都)が展開するインナーブランド「intimissimi」(インティミッシミ)の日本1号店が5月24日、大阪・茶屋町にオープンした。今年4月4日、同商圏内にある大阪駅構内の駅ナカ施設「エキモ梅田」にオープンした、レギンスやソックスを主体にする「CALZEDONIA」(カルツェドニア)ブランドに次いで国内2店目。レディスのブラジャーやショーツ、キャミソールなどを主体に、リラクシングウエアや一部メンズアイテムも取り揃える。
1号店「CALZEDONIA」との住み分けを考慮
今回の新店は茶屋町の一角に路面店として出店。売り場面積は100㎡、1フロア構成の店内は空間を贅沢に使い、ゆったりとしたレイアウトで什器や商品を配した。内装や什器は本国・イタリアと同じ物を使用している。1号店とは徒歩で10分足らずの距離にあり、住み分けのため品揃えを替える必要性があった。人通りの多い茶屋町において、20-30代女性を中心にしたインナーブランドを展開することにした。
「intimissimi」は女性がメーンのブランドで、イタリア国内では500店、世界では31カ国で1,200店を展開している。アジアは香港に1号店を出店した。「CALZEDONIA」はレギンスやソックスなどボトムスを主体にするが、「intimissimi」はレディスのインナーウエアがメーン。ブラやショーツ、キャミソール、ニット、カーディガンなどを主力アイテムにする。
プレーンなベーシックモデルから、レースを使ったデコラティブなアイテムまで、数種類のラインを展開。カラーやデザインでインナーからトップスまでをコーディネートしたコーナーを作り、その集積で店内を構成している。フィッティングルームは3室設置した。
メンズアイテムにも期待感
上代はブラジャーが5,000-1万円、ショーツが1,600円前後。ニットなどのトップス類が3,500-7,500円。やや高めの設定だが、例えばショーツ3枚のセット販売で上代を下げるなどし、値ごろ感を出している。
グランドオープンの24日に先立つ23日のソフトオープン。1人目の来店客は男性だったという。メンズアイテムをショップの正面奥に並べているレイアウトの効果があるのだろう、男性客の反応も悪くないようだ。メンズはブリーフやトランクスなどのインナーのほか、Tシャツやパジャマも取り揃える。上代はブリーフが2,000円前後。
初年度の売上目標は1億-1億5,000万円が最低ラインだという。「『intimissimi』ブランドをご存知の方もおられた。大阪の地では、顧客の本音が聞ける。20-30代の女性をメーンにしているが、幅広い客層を取り込んでいきたい」(広報担当者)と今後の抱負を語った。
(樋口 尚平)