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はるやま商事が新業態1号店
「HAL SUIT EXPRESS JR新大阪駅店」をオープン

update: 2013/12/30

新業態の1号店「HAL SUIT EXPRESS 新大阪駅店」

新業態の1号店「HAL SUIT EXPRESS 新大阪駅店」

紳士服専門店のはるやま商事が12月27日、JR新大阪駅構内に同日改装オープンした「メディオ新大阪」内のファッションゾーン「ステキア」の一角へ、洋品に特化した新業態「HAL SUIT EXPRESS(ハル スーツ エクスプレス) JR新大阪駅店」(大阪市淀川区)をグランドオープンした。国内1号店で、同社が駅ナカに出店するケースも初だという。同駅を利用するビジネスパーソンに焦点を絞った品揃えで、敢えて強みのスーツを置かず、シャツを主体とした洋品類に特化している点が特徴だ。

セルフ買いを意識し、買いやすい品揃えに

主力アイテムのシャツ。 パッケージを書籍に、什器を本棚に見立てた

主力アイテムのシャツ。
パッケージを書籍に、什器を本棚に見立てた

「メディオ新大阪」は、JR西日本グループの「新大阪ステーションストア」が手掛けるJR新大阪駅構内いわゆる“駅ナカ”の再開発事業。今回開業したのは同駅2階にある同施設の第1期分の区画で、ファッションゾーン「ステキア」として先行オープンした。来夏に第2期分が、再来年の夏には3期分が順次開業し、2016年春にグランドオープンを迎える計画だ。

「ステキア」は「HAL SUIT EXPRESS JR新大阪駅店」をはじめ、カジュアルSPAブランド「ジョルダーノ」、服飾雑貨の「ブルーブルーエ」、ドラッグストア「コクミン」、レディスインナーの「アモスタイル」、眼鏡の「ジンズ」、鞄の「エース」など計14店舗で構成。「ユニクロ」も通路を隔てた隣接区画に再オープンした。


1本ずつ包装したネクタイ

1本ずつ包装したネクタイ

「HAL SUIT EXPRESS JR新大阪駅店」の売り場面積は78.26㎡。同社の既存店舗の中では最小規模だという。同駅を利用する、買い物の時間が限られているビジネスパーソンを対象にしているため、セルフ買いしやすいよう見やすさに気を配った。シャツを書籍に見立てたクリアケースに入れ、本棚様の什器に並べるなど、陳列方法にも工夫を凝らした。主な取り扱いアイテムはシャツをはじめ、アンダーウエア、ソックス、ネクタイ、バッグ、傘など。主力のスーツやシューズなどは敢えて置いていない。一部、ブラウスなどレディスアイテムも扱っている。商品構成比率はメンズが80%、レディスが20%。


グンゼのアンダーウエア「BODY WILD」も展開

グンゼのアンダーウエア「BODY WILD」も展開

シャツはニット素材を使用した「アイシャツ」が主力商材。ノンアイロンでイージーケアという点が特長で、出張で訪れるビジネスパーソンの確率が高いターミナル立地の新大阪駅構内で展開する店舗の主力商材としては最適だ。サイズ展開も工夫を凝らしている。定番の白シャツは細かくサイズを揃えているが、柄物などはS、M、Lに絞り込んだ。購買客の利便性を第一に考えた構成だという。「この駅から出発する人、駅に到着する人、両方のユーザーへ向けた店舗」(広報担当者)に位置付ける。


レディス商材も一部取り扱う

レディス商材も一部取り扱う

初年度の売上目標は非公表。今後はランニングコストを見据えながら、効率の良い運営形態を模索していくことになる。現段階で2号店の計画はないというが、ロードサイドやビジネス街を主戦場にしてきた同社の新しい立地展開、業態開発に先鞭を付ける店舗であることは間違いない。

(樋口 尚平)

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