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「イオンモール大阪ドームシティ」がオープン
大阪・環状線内エリアに初出店

update: 2013/05/30

2階「イオン」の 「トップバリュコレクション」

2階「イオン」の
「トップバリュコレクション」

イオンリテールが管理・運営する商業施設「イオンモール大阪ドームシティ」(大阪市西区)が5月31日グランドオープンする。核テナントのGMS「イオン」と126の専門店で構成するショッピングモールで、大阪市内――都市部のJR環状線内に出店するのは初めてだ。ドーム型野球場「大阪ドーム」に隣接する立地で、近隣の固定客に加えて野球観戦者もターゲットにする。また、次世代型エコストア「スマートイオン」の防災対応型施設の国内1号店でもある。


ドームの利用客も視野に

3階「イオン」の キッズ売り場

3階「イオン」の
キッズ売り場

フロア構成は地上5階、地下1階の構造で、5階から上は駐車場、地下は地下鉄などからの連絡通路になっている。商業施設面積が約3万4,000㎡(イオン直営が約1万8,000㎡、専門店が約1万6,000㎡)。地下鉄・鶴見緑地線「ドーム前千代崎」駅および阪神電鉄「ドーム前」駅の改札から地下通路で直結しているほか、JR環状線・大正駅からは徒歩10分足らずの場所にあり、大変アクセスしやすい立地。地元住民の日常使いのほか、大阪ドームで野球の試合やイベントが開催される時の来場客も対象にする。

商圏は半径およそ3km一帯の約20万世帯、約36万人。地下鉄で30分の圏内には、グループ企業のイオンモールが開発した「イオンモール大日」(大阪府守口市)や「イオンモール鶴見緑地」(大阪市鶴見区)など、「イオン」を核にしたショッピングモールがある。ドームの来場者や広域商圏を意識した商材を取り入れており、競合はしないと予測している。


3階、大阪初出店の 「ヘインズブランズストア」

3階、大阪初出店の
「ヘインズブランズストア」

1階の「イオン」の食品関連売り場では、全国で初めて店内に直火窯を設置して「窯焼きピザ」を販売するほか、地元大阪の飲食店など32の専門店を導入した。またイオン直営店の自転車専門店「イオンバイク」や酒専門店「イオンリカー」なども出店する。グループ力を生かしたテナント配置である。「イオン」の2階は婦人服売り場で、プライベートブランド「トップバリュ」を集積した「トップバリュコレクション」を展開する。3階には、イオンが運営する布地と手芸の専門店「パンドラハウス」を導入した。4階では「イオン 住まいのリフォーム」を展開する。

専門店はインナーウエアの「ヘインズブランズストア」や生活雑貨「R.O.U」など大阪府初出店を含む計126店舗。地元・大阪府の専門店が33店、大阪府初出店が15店、イオン初が30店ある。アパレル系では、「GU」「ロゴス」「オフオン」「ジェニー」などが出店。そのほか、眼鏡の「ジンズ」「ペットパラダイス」「クロックス」「チチカカ」「マザウェイズ」「ヴィレッジヴァンガード」といったショッピングモールでよく見掛けるテナントも出店している。

デジタル家電、キッズ、スーパーマーケット部分は広域ねらい

3階「イオン」の 「パンドラハウス」

3階「イオン」の
「パンドラハウス」

広域商圏を意識している売り場は、4階の「イオン」デジタル家電「ニューデジタル」、3階の「イオン」キッズ売り場、1階の「イオン」のスーパーマーケット部分。惣菜やペットボトルを増やすなど、観戦客のニーズも考慮した。

3階の「イオン」メンズ売り場は専門店風にブランド色を抑えて内装を統一し、一体感を出した。「クロコダイル」「ヒロココシノ」といったブランドを導入した。

また、次世代型エコストア「スマートイオン」の防災対応型施設として、建物の耐震性や津波対策を強化。非常時でもエネルギーを確保できる商業施設に位置付ける。国土交通省の「住宅・建築物省CO2先導事業」に採択されているという。

初年度1年間の入場者数目標は1,000万人。売上目標は公表していない。


3階「イオン」の紳士服ゾーン。 専門店風に内装を統一した

3階「イオン」の紳士服ゾーン。
専門店風に内装を統一した

1階「イオン」の 「イオンバイク」

1階「イオン」の
「イオンバイク」

(樋口 尚平)

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